【今週のZINE】「ノーブラどう思う?」垂れちゃう、って誤解です。女子大生、ノーブラをまるっと解説。フェミニズムジン『Going Braless?』

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過ぎ去りし7月9日が「ナショナル・ノーブラ・デー」だったのはご存知だろうか。

最近だと「エマ・ワトソンの下乳騒動」やナショナル・ノーブラ・デー、「フリー・ザ・ニップル運動(乳首を開放せよ!)*」「ノーブラ・ノープロブレム運動**」。挙げるだけキリがないほど存在する、おっぱい、あるいはブラからはじまるフェミニズム。日本では見慣れない光景だが、ここアメリカでは透けているニップルズ(乳首)なんて毎日どこかで目にしているため、ノーブラは日常茶飯のことだったりする。

*公共の場やSNS上でトップレスが違法になることに異議を唱えた運動。
**ノーブラで登校した際、ブラをしてくるようにと指導された米女子高生が「ノーブラでいいじゃん」と主張した運動。

BralessImage2

「男女問わずみんなニップルズ、持っているじゃない(だから、みんなお互いの乳首を受け入れよう)」と語気を強めるのはフェミニズムジン『Going Braless?(ゴーイング・ブラレス?、ノーブラにしてみる?)』の作者、シャノンちゃん。現在、大学で女性学を専攻する彼女、「このジンは非現実的な美の基準(言うなれば不二子ちゃんのような)を植えつけて女性の体を性的対象化する現社会に真っ向反対するもの」と混じりっけなしのフェミニストだ。

 惜しげなくどーんとむき出しの乳が描かれた表紙をめくれば、「ノーブラだと垂れちゃうんじゃない?」とよくある誤解について彼女の知識とイラストで解説。トレンドとも言われ、多くの若い女の子がノーブラで闊歩するいま、「なぜ現代の若者はみんなノーブラになるの?」をいち女子大生の目線で親しみやすく紐解いてくれる。

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 ノーブラ、ノーブラを連呼するジンだが、なにもノーブラにせよ、と洗脳しているわけではない。ノーブラじゃないと! ではなく「ノーブラ、考えてみない?」。そう投げかけるタイトルの「?」あたりに、「女性とは?」「自分らしさとは?」をもう一度考えてみて、というメッセージが隠されている。

Going Braless? Zine/▶︎▶︎Instagram

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All images via Shannon Foss
Text by Shimpei Nakagawa
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine

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