HEAPS Magazineは、世界各地から〈プロカルチャー〉を探り、
独自取材のもとに配信するメディアです。
プロカルチャーのプロは〈前進〉を意味する言葉で、
プロカルチャーとは、
個人を、グループを、ひいては社会そのものを前進させる力を持つもの
——簡潔に〈前進のカルチャー〉と言い切ってしまいます。
それは、年代や思想、民族、分野などという
アバウトな縦の線で区切られた、どこか特別な一定の場所に存在するのではなく、
世界のあらゆる場所に生まれています。
また、縦の線で割られがちなカルチャーたち、
既存の体制に反撃するカウンターカルチャー
振り切れた度合いの支持が生み出すサブカルチャー
大衆が問答無用でなびくメインカルチャー
etc…
それら曖昧な縦線も無視して、誰かの確かな意思を持ち
あらゆるカルチャーの地層にプロカルチャーは存在しえます。
いつの間にか決められた平行なラインをいくつも越えて、
自分でオルタナティブ〈別の良いもの・もう一つの良いもの〉を自由に見つけていくこと。
それは、交わらないはずだったのものを混じえていくこと、
頑なだったものを変えていくことになると信じています。
しめされた道筋をまっすぐにばかり行き来せず
自由なまなざしをいつも無くさずに、
足取りは気の向くデタラメに、縦横無尽に遠まわりさせながら。
さまざまなものが混ざりあう世界から〈プロ（前進）〉のスピリットを探し集めて
光をあて、時には質問ぜめにして、
世界の「いま」から、まだ見えていないあらすじを引き出します。
プロカルチャーという前進のヒントを知ることは、
自分の生活から地続きに広がる社会を見つめる双眼鏡であり
ぐるりと見わたしたそのあとに、我に還って自分を観察する虫眼鏡でもあります。
その二つを肩からぶら下げて、
分断と停滞から顔を出して息を吸い
時代と社会の決まり文句にあまり縛られず
行ってみたいあらゆる方角に向かって、
それぞれが一番得意な、あるいは好きな型で
誰でもない自分の頭と身体をめいっぱい使って、
この時代を泳いでいけるように。
——————–
HEAPS Magazine /Since 2015 Summer
EDITORIAL TEAM
Content Director, Editor in Chief / Sako Hirano
Managing Editor / Risa Akita
Editor / Yu Takamichi
Senior Writer / Chiyo Yamauchi
Editorial Assistant:
Ayano Mori
Iori Inohara
Shunsuke Kanazawa
Shunya Kanda
Ayumi Sugiura
Writers
Nonki Kawashima
Shimpei Nakagawa
Hideo Nakamura
Sally Lemon
Mighty Nice
Daizo Okauchi
Eisaku Ohyama
Tetora Poe
Mark Reeder
Yoko Sawai
Takuya Wada
Photographers
Shinjo Arai
Esteban Haga
Kuo-Heng Huang
Mitsuhiro Honda
Kohei Kawashima
Won Kim
Masato Kuroda
Jhen-Ying Lin
Kana Motojima
Ni Ouyang
Tetora Poe
Koki Sato
Omi Tanaka
Hayato Takahashi
Keisuke Tsujimoto
Videographers
Shuhei Hayashi
Kuo-Heng Huang
Sharan Kukreja
Graphic Designer
Midori Hongo
Special thanks to…
Mark Reeder /Javier Barquet /Zhū Hui /Zachery Allan Starkey /Jessica Brunetti /Locan Otway /Elisa No Kim
