「どうせなら一緒に食べません?」食の“作り手”と“食べ手”が相席、互いを知り合う“かつてなく近距離な食事会”を開催

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「生産者の顔が見たい」。近年のオーガニックブームや食の安全への意識向上によって、ここ最近耳にする言葉だ。ローカル生産者を応援したい、そんな声もまた多い。

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 じゃあ、どうせなら「“生産者”と“消費者”、お互いの顔を見るだけでなく、ともに食卓を囲みませんか?」。「作り手」と「食べる人」が同じテーブルを囲み、食材・自然環境・こだわりの料理を五感で味わう新たなダイニング体験、「Rotable(ロータブル)」だ。ちなみに、ロータブルとは、「Table(食卓)」×「Rotation(循環)」のハイブリッド語

「“作り手”と“食べる人”が同じテーブルで、その土地の食材を用いた料理を食べることで、分断されている双方の世界を理解し、人と人との関係を築きたいと思っています」と話すのは、ロータブルを主催する横山太郎氏。来月4日に封切りの記念すべき第一回目は、三重県・尾鷲(おわせ)にて。三方を山に囲まれ、目の前には黒潮おどる熊野灘(くまのなだ)。水揚げされる魚は200種以上。海・山の幸ともに潤沢な同地を舞台に、一日限りのポップアップ野外ダイニングが開催される。

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 今回、作り手として参加するのは地元漁師さんに仲買の岩崎魚店、尾鷲の魚を使用する東京のフレンチビストロ「Pignon(ピニョン)」の吉川シェフ、会場提供する天満浦百人会と内装を手がける尾鷲ヒノキ内装材加工協同組合。そして食べる人は、なにを隠そう、これを読むみなさんだ。

 生産者と消費者が同じ食卓を囲むことで、流通システムを越えて互いを理解するきっかけを得る。消費者は目の前にある食を「誰がどんな想いで生産しているか」感じることができ、生産者は自らの生産物を「普段顔を合わせることない消費者が、どう食すのか」を目の当たりにする。ダイレクトな反応を感じ、自らの日々の苦労や努力、こだわりがどんな形で食べる人に届くのかを実感できる。「僕らの命を支えている食(生きること)を、より豊かに、持続可能に、それぞれが主体となって皆でデザインしていきたいと思っています

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 ロータブルをみて思い出したのは、「人が繋がり合う一番の方法は『一緒に何かを “創る” ことと “消費する” こと』」。先日大好評のうちに幕を閉じたHEAPS主催ダイニング体験の主役で、「年齢、職業、人種もバラバラ、初めましての人たちがともに食事して交流する」をモットーとするフリーランスシェフ、ジョナ・レイダー(23)の一言だ。
 年齢も職業も住む場所もそれぞれ違う生産者と消費者が集い、創造された空間でとも食卓を囲む。ただ“食を味わう”のではなく、みんなで体験し繋がり、食の一歩先を確かめあう。新たな食体験のカタチ、今後ますます定着していきそうだ。

詳しくはコチラから。

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Text by Shimpei Nakagawa
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine

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