「学校が教えてくれない女の子のカラダ」“遅れすぎ”な日本の性教育、現場に持ち込みたい『Lady Bits』

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「避妊」を教えた教師がクビに。そんな嘘のような話が某テレビ番組で暴露され、話題となった。

欧米諸国に比べ「日本の性教育は遅れている」と言われて久しい。日本では、妊娠した女性の36パーセントが「望まぬ妊娠だった」ともいわれ、根本的な原因が日本の遅れた性教育だとされている。社会がもつ性に対するタブー視や過度な性教育による性の乱れを懸念してのことだと思うが、“無知による手遅れ”という現実の方が、よっぽど乱れているように思う。

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 10年進歩が見られないと指摘される日本の性教育現場に持っていきたい一冊が、女性のための性教育ジン『Lady Bits(レディー・ビッツ)』。10年以上にわたり自分の体を見つめ、妊娠や避妊、生殖能力について勉強(Fertility Awareness)してきたという米女性・レイチェルが作者だ。

 若者だけでなく「私と同世代(30代半ば)の女性からも避妊や生理などに関する質問を寄せられて。いかに多くの女性が自分の体についての基本知識がないことに気づいた」とジンを作ることに。学校の教科書でお馴染みの子宮のイラスト表紙をめくると、IUD(避妊リング)や月経カップなど、そこには教科書にはなかったような基礎知識(概要から使用方法まで!)の数々。ビンテージ風のクラシカルな花のイラストが、いままでの性教育本にはないようなビジュアルセンスで、“お勉強”よりもすすんで読めそう。

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 生理や生殖器、体のことってなんとなくは知っているけど「ちゃんとは知らない」。「このジンは子どもから大人まで全世代の女性に向けた手引書。おかげで、たくさんの人たちと自分たちの体について話す機会が生まれるの」。
 
 どれだけ世間がタブー視しようものの、いまの若い世代は片手スマホで性についてのあれこれに容易にアクセスできる。でも、そこで得られる知識には偏りがあるかもしれない。包み隠さず教えてくれる『レディー・ビッツ』のようなジン、特に日本の性教育現場にも必要だ。恥ずかしさや気後れなく、「正しい知識」に、気軽にアクセスできるようなものが。

Lady Bits

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All images via Rachel Rolseth
Text by Shimpei Nakagawa
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine

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