懐かしすぎる“授業中、こっそりまわしたメモ”。あの頃の恥ずかしい自分を覗くジン『Passing Notes in Class』

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誰にでも経験がある「授業中のメモまわし」。しかしながら、いまや小学生からスマホ持ち、LINEにスナップチャットで友人と会話する現代っ子の教室にはメモまわしなぞ存在しないのだろうな…と考えながら、先生の目を盗んでドキドキしたあの思いを懐かしむ。
 

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 そんなノスタルジアに浸るのは彼女も同じ。ジン『Passing Notes in Class(パッシング・ノーツ・イン・クラス、授業中のメモまわし)』で、高校時代の謎のメモや落書きを晒してくれたレディードリアン(ペンネーム)ちゃんだ。自分の部屋を掃除しているときにたまたま見つけた当時のメモや友人へのお手紙、授業も上の空で描いた落書きを、そのまま一冊にペペっと貼りあげた

 交換ノート(死語)を覗く感じで、ちょっと後ろめたさを感じながらジンをめくる。…はっきり言ってワケがわからなかった。友人とつくった替え歌(小学生か!)や、アルファベットでもない変な言語(きっと授業中の眠い頭に浮かんだんだろうな…)、別にこれといって意味もない友人との交換お手紙。完全に内輪の内容で、作者と同じ目線で楽しむことは難しい。が、「いま思い返せば恥ずかしいくらい変で、おかしな当時の自分を思い出させてくれる大切なもの」という気持ちには共感できる。

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いまゴミ箱に入れようとしているこのメモも、大掃除で見つけた昔の友人との落書きも、数十年後には大切なものになっているのかな…なんて思いめぐらせて、ゴミ箱へ振りかざした手を引っ込めるのであった。

Passing Notes in Class

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All images via LadyDorian
Text by HEAPS, editorial assistant: Tomomi Inoue
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine

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