「あの時、バカだったな」愚かで大真面目、“恋愛中だったわたし”の(愚かな)思い出話をイラストに『Love Is Stupid』

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偶然を装って待ち伏せしてみたり、高いお金かけて相性占いしたり、相手からの返事を待って一日中スマホとにらめっこで終了したり。いまとなれば「なにやってたんだろう」なんて笑って話せる過去の恋愛話も、当時は大真面目。「恋は盲目」「恋は麻薬」が古今東西変わらぬ共通言語であるように、“愚かな恋”の経験がなかった者なんていないだろう。

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 今回紹介するジン、タイトルからばっさりと斬ってくれました『Love Is Stupid(ラブ・イズ・スチューピッド)』。そのままの意味「恋は愚かなもの」を、イラストや4コマ漫画にした一冊だ。

「元カレと私は、互いに“愛してる”って言うことは決してなかった。たぶん、私たちの不確かな関係を認めることが怖かったんだと思う。いま振りかえったら、なんだかバカみたいだけどね」と、過去にたそがれるのが、ジンの作者・ジェニーちゃん。
 ズカズカと土足で失礼して、早速彼女の“愚かな恋の思い出”をジンに覗いてみる。“ベッドで添い寝”(ちなみにこれ、恋愛真っ只中だと微笑ましいけど、失恋中だと胸がチリチリ)で幸せの絶頂かと思えば、“彼からの連絡途絶えた…”の一幕(自分だけに起こる悲劇でないこと変にホッとする)。

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恋に落ちると性懲りもなく、ムダ毛の処理に入念なメイクアップ、それから髪をなびかせ努力する自分がいるんだけど、終わってしまえば『バカだなー、なにやってたんだろう』の繰り返し」。だけどジェニーちゃん、もう恋なんてこりごりなんてことはない。「恋のない人生なんて本当に退屈。そんな退屈な人生を耐え忍ぶくらいなら、恋して愚かになる方がよっぽどまし」。恋愛体質だな、おい。

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 恋多きシンガー、ボブ・ディランもかつて「愚かじゃないなら恋なんてしない」と口にしたらしい。恋と愚かは表裏一体。恋した証は、恋するあまりどれだけ愚かな言動をしでかしたかだ、と開き直ってやろう。恋愛はきっとバカになるからこそおもしろい。

Love Is StupidInstagram

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All images via Jenny Cao
Text by HEAPS, Editorial Assistant: Tomomi Inoue
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine

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