【今週のZINE】自分勝手な作り手が集合すれば時々もっとおもしろくなる。『COOKED POETS SOCIETY(クックト・ポエッツ・ソサイエティ)』

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どこまでも自分の好き勝手がまかり通るのがZINE(ジン)のよさだが、自分勝手なまま(良い意味で)複数の作り手の集合で予期せぬ方向に進んで面白くなるのも、またジンの良さだ。

メルボルン在住のイラストレーターKitty Chrystal(キティ・クリスタル)が作るのは後者の面白みを思い切り生かしたもの。COMP ZINE(Compilation Zine)といって、複数のクリエイターの作品の集合体というスタイルだ。

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彼女の作るジン『COOKED POETS SOCIETY(クックト・ポエッツ・ソサイエティ)』、もともとは仲間内で作品を共有するポエット(詩)クラブとしてはじまり、それぞれのイラストやコラージュなども持ち込んでジンを制作することに。

「他の人と作ることで、自分では思いつきもしなかったことを発見できる。自分の普段の作品より、広がった視点を持って作れるの。他の人の視点を理解するのにも最適の方法だし」と、複数人で作るジンならではの魅力を話す。

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 たしかに、各々のイラストやコラージュを一つにまとめるという、ある種の再構築がなされた一冊には、たとえればキャンディからステーキまでの振れ幅があって飽きない。90年代のSF小説やフィルム、2000年代初旬のアニメにインスパイアされたというキティのイラストもこれまたクセになるものばかりなので、ぜひ見て欲しい。

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Kitty Chrystal, 『COOKED POETS SOCIETY』

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Images Via kitty Chrystal
Interviewed by Noemi Minami, Text by HEAPS

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