検索エンジンにかければ思いの外たくさん引っかかる「食品宅配サービス」。今年4月にはあのアマゾンが野菜や魚、乳製品などの生鮮食品をオンライン注文できる「アマゾンフレッシュ」を開始したことも記憶に新しい。
大手を巻き込んでのネットスーパー、フードデリバリー合戦が予想されるなか来月登場予定なのが、野菜宅配サービス「ココノミ」。自らを“新しい”野菜宅配サービスと謳う彼ら、その新しさの所以は、一人ひとりの味覚と野菜をマッチングさせる「野菜コンシェルジュ機能」だ。
「『おいしい』はずの野菜なのに、自分にとってはおいしくなかった…。無農薬野菜は健康的なんだけど、思ったほどおいしくない…。そんな経験ありませんか?」。そう投げかけるココノミのサービスでは、初回試食セットのフィードバックやライフスタイルを元に顧客の野菜の好みをデータ化し、カルテを作成。このカルテをもとに一人ひとりの味覚が一番喜ぶ野菜をマッチング、一般的なおいしさを押しつけない提案型サービスを展開するのだ。
また、ココノミから届く野菜は、彼らが提唱する「テロワール野菜」のみ。聞き慣れない単語だが、以下の5つの項目を網羅する“こだわり野菜”とのこと。100軒ほどの農家で野菜を実際に食し発見した“本当においしい野菜の共通点”だそうだ。
1. 優れた自然環境
2. 露地栽培TIMO*
3. 旬の野菜
4. 無農薬・無化学肥料
5. 優れた作り手
*温室や温床などの特別の設備を使わず露天の耕地で作物を栽培する農法。
「自分にあった野菜」が果たしてどれほどおいしく感じるのか。とりあえず試してみたい人は多そう。アマゾンも乗り出し、これからますます盛り上がる食品宅配サービス市場。新鮮、安全はもはや大前提、そこから抜きん出るプラスαとなりそうだ。
詳しくはコチラから。
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Text by Shimpei Nakagawa
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine