日本が誇る傑作『AKIRA』へ、13のアーティストがオマージュ。2020年、3Dで鑑賞する〈ネオ東京〉

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 今回紹介するのは、オンライン上でのみ観覧可能な『VIRTUAL AKIRA ART EXHIBITION』。その名の通り、漫画『AKIRA』をテーマにした3Dのバーチャルアート展で、先月から公開が始まった。主催するのは、GIF画像からストリートアートまで幅広いコンテンツを製作する、ザ・アンユージュアル・ネットワーク。メンバーには、以前ヒープスで紹介したシンガポール発のインディペンデント教育本『EYEYAH!(アイヤー!)』の共同創設者ターニャの名前も。

『AKIRA』は、大友克洋により82年から8年間に渡り連載されたサイバーパンク漫画。88年には製作期間3年、総製作費10億円を投じ映画化された。日本アニメ史に残る傑作と呼び声高い同作は、いまもなお熱狂的なファンが多く、AKIRA愛は日本だけのみならず海外でも根強い。原作で描かれた舞台の年2019年の翌年となる今年は、当時の映像を4Kリマスターとして最高画質にアップグレード。記念として、ブルーレイなどが販売されている。

 ウェブサイト、改めオンライン展示場を訪れ、まず目に飛び込んでくるのは、薄暗い工業団地でド派手に光るネオンサイン。臨場感のある音楽が流れるなか、写真をクリックすると展示作品が観覧できる仕組みだ。鳥居や赤ちょうちんが佇む怪しげな室内には、シンガポール、日本、インドネシア、フィリピンのアーティストによる、13のAKIRAへのオマージュ作品がスポットライトを浴びる。各作品の下に表示される赤い点をクリックすれば、作品の詳細を確認でき、そのまま購入することも可能だ。

 コロンビア出身でシンガポールでも名をはせるグラフィティアーティスト、ジャバ・ワンが描いた光線が眩しい戦闘シーンや、日本人デジタルアーティスト、Humanoiseによる眩しい光の反射が美しい作品など。訪れる者を2020年のネオ東京へと連れていってくれる。

Artist: Arcadia, Singapore

Artist: Supercybertown, Singapore

Artist: Sidd Wills, Singapore

Artist: Shiaaan, Singapore

Artist: Mojoko, Singapore

Artist: Lutfi Aufar, Indonesia

Artist: JabaOne, Singapore

Artist: Ivan Despi, Philippines

Artist: Humanoise, Japan

Artist: Eric Foenander, Singapore

Artist: Clog Two, Singapore

Artist: Buro UFHO, Singapore

Artist: Ashraf Omar, Singapore

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Text by Aya Sakai
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine

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