「わたしたちの地球を守って!」
今年3月15日の金曜、世界の100ヶ国以上で同時にデモが起こりました。リードしたのは、地球の未来を心配する各国の10代。
「地球が温暖化し、あらゆる影響を及ぼす」といわれる気候変動。この話自体は19世紀からずっと話し続けられていることですが(それこそ意見も割れながら)
いま、これについて考え、意見し、アクションを起こすのは、中学生、高校生、アーティスト、トップクリエーター、インフルエンサー、雑誌編集者…まで。
“21世紀の気候変動”として、国も分野も飛び越えた新たな時代のテーマになっているように思う。
その気候変動を、カルチャー、社会、10代、インフルエンサー、ファッションなど、いろんな角度から見通してみる。
26歳のエンジニアは、難解なデータをわかりやすくして無料で公開。「黒い雲に覆われた僕たちの国で、いま何が起きているか」を自力で国民に示し、あるトップインフルエンサーは、NPOと組んで気候変動をファッションで見せる。たった一人で立ち上がってユースのデモを率いる14歳のリーダーに、休み時間のスカイプ会議に放課後チャット、青春を気候変動へのアクションに捧げる高校生たち。雑誌編集者はトップクリエーターとともに“気候変動”の雑誌を創刊して表現する。
気候変動ってほんと? 気候変動によって地球に何が起きているの?
じゃなくって、
新たな時代のテーマ《気候変動》のまわりで、いま人々はどう動いている? 人々が起こしていることはいったいなんだ?
“21世紀の気候変動”を取り巻く人々とアクションを特集、《It’s hot now!(いま、熱くなっている!)》です。—JUNE 2019
1、NYのリーダーは14歳「ひとりでも続ける」10代の“毎週金曜日”は現在進行形〈#fridays4future〉
2、「声をあげる」だけじゃない。10代の気候変動アクティビズムをメインストリームに押しあげた高校生〈ゼロ・アワー〉の毎日
3、誰も報じてくれない大気汚染。26歳が〈無料公開データ〉ではじめる市民革命「僕たちの国に、きれいな空気を取り戻す」
4、科学者から10代まで。論文から映画まで。研究所からストリートまで〈みんなを巻き込む21世紀の気候変動(1)〉
5、世界のブランドやカルチャーアイコンが考える気候変動って?〈みんなを巻き込む21世紀の気候変動(2)〉
6、トップインフルエンサーとNPOがお金の話抜きで組む。次世代に向けたファッション展示会「環境に配慮しなかったから着る服」
7、ファッションとカルチャー誌も反応。トップクリエイターが参画、創刊された“気候変動マガジン”『Atmos』『Hot Hot Hot!』