祝日続きで暴飲暴食、寒かったから運動不足。そんな季節も終盤、 冬太りをリセットせんとダイエットに意を決する人も冬眠から覚めるように出てくる季節、春。食事を気をつけている期間に悩ましいのが食事のお誘いだ。「いまはカロリーオーバーしたくない…」「でも控え過ぎると逆に気を遣わせてしまう…」。そんな時の味方が登場。ダイエットを継続しながら気兼ねなく食事できるお店を選んでくれるのが“ダイエット版食べログ”こと「HowUdish(ハウ・ユー・ディッシュ)」だ。
Photo by Henrique Félix
成人の7割が太りすぎ、4割が肥満症のアメリカ。「これはさすがにまずい」と、あらゆるダイエットブームやエクササイズのトレンドを生み、食に対する意識改革にも励む。ダイエッターの数はなんと毎年4,500万人。が、悲しいかな、肥満率はそんな努力に反比例し、年々右肩上がりだ(特にキッズの肥満は深刻化)。
「ダイエットの大敵は外食です。とくに、出張中や旅先での外食は止むを得ない場合が多い。この誘惑をいかに最小限に抑えるかが大事なのです」とはマイケル氏。“個人のダイエットタイプに沿ったメニューを取り扱うレストラン“を検索してくれる「ハウ・ユー・ディッシュ」の開発者だ。
言ってしまえばコレは体重管理アプリとグルメサイトが合体した「ダイエット版食べログ」的な無料アプリ。入力した目標体重を元に、それに近づくためのメニューだけを自動的にオススメしてくれるありがたい仕組みだ。「痩せたい人だけでなく、体重を維持したい人、肉体改造したい人にも最適です」。
操作はいたってシンプルで、3ステップのみ。
1. アプリをダウンロード。性別、生年月日、ダイエットのタイプ(痩せたい、維持したい、筋肉つけたい)、現在の体重と目標の体重を入力し個人プロフィールを作成
2. ダイエットタイプ(低カロリー、低炭水化物、低脂肪、高食物繊維、高タンパク、ビーガン、ベジタリアン、グルテンフリー、バランス)の中から最大3つを選択
3. 位置情報をもとに、個人のダイエットタイプに沿ったメニューが画面に出てくる。ティンダーのようにスワイプし、お気に入りを保存(もちろんフィルターをかけて検索も可能)。
保存したメニューには、レストランの基本情報はもちろん栄養成分まで細かく記載。実際にレストランで食事を楽しんだ後は、評価も書き込み可能だ。さらに月額4.99ドル(年間だと49.99ドル)でプレミアム購読すると、無制限にスワイプと保存が可能(無料だと最大10件まで)。メニューのレシピまでも見れちゃうとのこと!家で同じ味を再現することもできそうだ。
つい先日には新しくSNS機能も追加。ユーザーはアプリ内で自分の食のこだわりを投稿したり(イイネやコメントも可)、コミュニティに質問したり(個人チャットも可)できる。「これまで、ヘルシー志向の人に特化したSNSはありませんでした。他のSNSで投稿するより、同じ意識を持つ人が集まる場の方が、コメントやアドバイスに共感しやすいと思うんです」。 現在アプリは、世界中のiPhoneとiPadユーザーが利用可能(Android版はしばしお待ちを)。
健康的な食事スタイルは維持したいけど、時々は外食を楽しみたいし人間関係も大事だし。そんなときは「ハウ・ユー・ディッシュ」でササッとスワイプ。心身ともにヘルシーに外食できるのならば、“人間関係までダイエット”の必要もない。
—————
Photos via HowUdish
Text by Yu Takamichi
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine