たかが数百円。なんだけど、やり切れないというかおもしろくないというか、自分が悪いのも重々わかっているんだけど、なんとも損した気分にさせられる「本やビデオの延滞料金」。筆者も学生時代に大変お世話になったツ◯ヤに、数えきれないほど延滞のお知らせ電話をいただいた。忙しいあまりすっかり忘れていて、ある日ベッドの下から出てきた日には超ショックだ(埃を被って時間の経過を感じさせるDVDケースは絶望的)。何年も返していないDVDを発見して、そこにバイトとして潜り込んでこっそり返したヤツも居たなあ…。
割とみなさん一度や二度は経験のある延滞(料金)、“延滞癖”のある女の子が延滞歴ジンなるものを作ってくれました。ポートランド在住のアートスクール生ミカエラちゃん、“うっかり延滞しちゃった本”の表紙をイラストにして『Late Fees Zine(レイト・フィーズ・ジン)』にまとめた。
内容は、延滞した本の表紙と延滞料金をずらりと並べただけもの。だが、現在は美大生でブックアートを専攻しているというだけあり、マッチ箱を集めたデザインブック(延滞料金168円)、
ミカエラちゃんのジンを思い出せば、次の延滞料金はちょっと笑えるかも。ま、理由はなんであれ、きちんと期限内に返却できるのが一番ですね。
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All images via Michaela Coffield
Text by Shimpei Nakagawa, Edited by HEAPS
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine