神聖な教会でハイになる?新たに登場したのは「マリファナ教会」〜地元のみんなでチルな祈りを

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2014年、全米ではじめて娯楽用マリファナを合法化し「大麻完全合法化」をいち早く成し遂げた、“マリファナフレンドリー”なコロラド州。

州都デンバーでは、マリファナ関連のビジネスが続々と登場するだけでなく、大麻体験ツアーなるものから、マリファナデーの4月20日(マリファナを指す隠語“420”が由来)になんと5万人が一斉にマリファナをふかすイベントがあるなど、マリファナが州を支える大きな産業になっているのは間違いない。

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 そんなマリファナ産業の都市にとうとう登場してしまったのが、「マリファナ教会」。その名も「The International Church of Cannabis(ザ・インターナショナル・チャーチ・オブ・カンナビス)」だ。神聖な場所である「教会」と「マリファナ」という、なんとも食べ合わせの悪い両者だが..。まずは教会内部を覗いてみよう。

 聖堂に施されたまばゆいほどのサイケデリックカラーに幾何学模様の摩訶不思議な空間。そこでは、マリファナをくゆらせ、談話する“参拝者”の姿が。

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運よく、築113年のこの美しい教会を購入する機会に恵まれて。それなら、自分たちが通いたくなるような教会にしたいと思ったんです」とファウンダーのリー・モロイ(Lee Molloy)。

 教会とはいえ神父さんがいるわけではなく、「我々のミッションは、マリファナで自分自身を向上したい人々の“ホーム”を作ることです」。簡単に言えば「マリファナ好きが集まって、安心して自己と向き合える場所を提供している」というものらしい。

 また、スピリチュアル体験だけでなく、コミュニティスペースとしての役割や、地元でのボランティア活動も積極的に行うなど、従来の教会同様、地域コミュニティへの献身も怠らない。

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 今年、全米初のドライブスルーのディスペンサリー(医療大麻薬局)ができたり、「合法大麻で得た税収を地元学生の奨学金へ充てがう」など、マリファナがどんどん日常生活に浸透してきているコロラド州。そんな中で登場した「マリファナ教会」は、マリファナ産業の街の新たな観光スポットになりそうだ。どんな宗教や文化的背景を持つ人でもウェルカムとのことなので、デンバーを訪れた際には、珍しいもの見たさにぜひ巡礼してみては。

The International Church of Cannabis

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All images via The International Church of Cannabis
Text by Shimpei Nakagawa
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine

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