プロジェクトマッピングで、過去を忘れさせない。 消えた、“ナガサキの原爆ドーム”が蘇る!

Share
Tweet

 あれから、70年が経つ。
 広島、長崎に原爆投下されてから、それだけの歳月が経つ現在「被爆者の平均年齢は80歳」。

 原爆という惨禍を経験した世代の高齢化が進むということは、証言者不在の日が刻一刻と近づいている、ということ。
 長崎には広島のように、被曝体験を象徴し伝える原爆ドームがないため、後世への継承が懸念されてきた。

detail_832_1428518930

 そこで考えられたのは、「浦上天主堂再現プロジェクト」。プロジェクトマッピングによる、「疑似体験型」継承だ。
 昨年8月6日・8日、プロジェクトマッピングにより、いまはなきナガサキの象徴的な被爆遺構「旧浦上天主堂(幻の世界遺産といわれており、消えたもう一つの原爆ドーム、と呼ばれる)」を原寸大で再現した。

detail_832_1428765390

(左)長崎の旧浦上天主堂 (右)広島の原爆ドーム

 同プロジェクトは被爆第三世代が中心となって発起、当事者(被爆者)不在のこれからの時代に、継承の意味とその方法を考えることを目的としている。

 被爆第三世代の彼らは、被爆者と交流できる最後の世代であり、当事者不在のこれからの時代に継承活動を担う、最初の世代だ。
 これからは“忘れてはいけない過去”を、未体験者が語り継いでいかなくてはならない。このプロジェクトは間違いなく、彼らに大きく寄与していくだろう。
 

detail_832_1428693700

 詳しくは、Makuakeへ。

[nlink url=”https://heapsmag.com/?p=10235″ title=”LGBTキッズたちが気軽に集まれるのは、20歳が経営する小さな「雑貨店」”]

—————————
Text by HEAPS

Share
Tweet
default
 
 
 
 
 

Latest

All articles loaded
No more articles to load