ポップアートの巨匠、アンディ・ウォーホルがもっとも愛した技法として知られる「シルクスクリーン」。
木・金属などの枠に絹などの織り目の細かいスクリーンを張り、それを通して版の下に置いた素材にインクか絵の具を直接刷る印刷手法のことで、誰もが一度は目にしたことのあるマリリン・モンローの肖像画やキャンベルスープ缶などは全てシルクスクリーンで作られたものだ。
こうやって聞くとなんだかややこしく思えるシルクスクリーンだが、家で簡単にあなたもできるとしたら。
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印刷会社「レトロ印刷JAM」が開発した「SURIMACCA(スリマッカ)」は、いつでも・どこでも・だれでも簡単にシルクスクリーン印刷ができる、これまでにない新しい印刷キットだ。
このキット、おもちゃのようなカラフルなパーツをつなぎ合わせて、サイズの違うフレームを自由に組み立てる事ができる。刷り終わったら分解してコンパクトに収納できるので、お部屋のスペースも全く取らない。
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![detail_1446_1451015568](https://heapsmag.s3.amazonaws.com/wp-content/uploads/2016/05/detail_1446_1451015568.jpg)
そして何より製版工程がいたってシンプル。
従来のシルクスクリーン製版工程は
(1)原稿 → (2)ポジフィルム → (3)枠張り → (4)乳剤塗布 → (5)乾燥 → (6)露光 → (7)現像 → (8)乾燥 → 完成
と、こんなに手の掛かるもの。
でもSURIMACCAならこんなに簡単。
(1)原稿 → (2)製版 → (3)枠張り → 完成
そしてフレームに張り付ける肝心の「版」はというと、デザインのデータもしくは紙原稿をインターネットにて簡単注文するだけであなたのご家庭に届く。
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あとは版をフレームにはめ込み、刷りたいものを刷るだけ。
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![detail_1446_1450343798](https://heapsmag.s3.amazonaws.com/wp-content/uploads/2016/05/detail_1446_1450343798.jpg)
大量印刷を目的に作られたシルクスクリーン技法だが、機械の生産にて大量に刷るものとはまるで違う。シルクスクリーンは実際の“手”で印刷されるため、ときにはズレたり、ときにはカスれる。しかしなんでも簡単に大量生産できるこのご時世だからこそ、“自分が作った証し”が見えるものに愛着わくこと間違いなし。
![detail_1446_1451011924](https://heapsmag.s3.amazonaws.com/wp-content/uploads/2016/05/detail_1446_1451011924.jpg)
レトロ印刷JAMは別プロジェクトで、誰でもモノづくりができる大人の遊び場「KO-HAN」も提供。今春、KO-HAN台湾進出も決定している。
![detail_1446_1450348898](https://heapsmag.s3.amazonaws.com/wp-content/uploads/2016/05/detail_1446_1450348898.jpg)
“刷るで遊ぶ”を叶えてくれる「SURIMACCA」、今週末のひとり遊びはこれで決まり。
さらに詳しくは、Makuakeにて。
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[nlink url=”https://heapsmag.com/?p=8417″ title=”大人の一人旅。究極の遊びは、 「一人、シルクスクリーンプリント・スタジオ」だ! Gowanus Printing Lab”]
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Text by Shimpei Nakagawa