日本でも増えている「シェアオフィス」や「コワーキングスペース」。働く場所を他の個人や会社と共有する新しいワークスタイルは、フリーランサーやスタートアップ企業を中心に人気を集めている。
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いろんな会社・人と交流が盛んで、ワークスタイルを刺激的により充実させてくれるシェアオフィス。今回、また新たなワーキングスペースが登場するのだが、何が面白いかというと、その立地。
あ、もしかして地方? と思った人も多いでしょう。
正解は、「海の向こう」。真っ青な海が広がる、常夏リゾート、セブ島だ。
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日本を飛び越えて日本人向けのシェアオフィスを海外に、と思い切ったオフィスづくりに取り掛かるのは、株式会社LIG。100年のライフをGoodに、というコンセプトを掲げる同社は、コワーキングスペース・ゲストハウスを日本でも運営してきた。
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セブ島で好きに働けたら、Goodどころじゃないですよ。
若さと活気みなぎるセブ島
ところで、なぜセブ島?青い海、美しいビーチが広がるこのリゾート地、実はいま経済成長期にあるのだ。セブシティと呼ばれる市街地にはIT企業を対象とした経済特区が敷かれているほか、アヤラビジネスパークでは世界各国の企業がソフトウェア開発を行っているなど、まさにビジネスに熱い場所。
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事実、日本の戦後高度経済成長期のように勢いづいているフィリピンの経済。GDP(国内総生産額)伸び率は日本が2014年が-0.10%、2015年が+0.59%に対し、フィリピンは2014年が+6.13%、2015年が+6%と伸びは顕著だ。
また、日本の人口の平均年齢が46.5歳なのに対し、フィリピンは24.2歳。若者がたくさんいる分、多くの可能性・潜在能力を秘めているというわけだ。
今週は日本、来週はセブ島に出勤?
セブ島のシェアオフィス「いいオフィス セブ」のコンセプトは、“セブの鮮やかな街並みに調和する、快適でわくわくしながら働ける空間”。LIGの海外拠点ともなるこのオフィスは今後セブ島を拠点にビジネス展開したい人、または日本とセブ島を行き来したい人、双方にぴったりのワークスペースとなる。
WiFi環境や会議室といった従来のオフィス機能完備のほか、イベントにも対応できるプロジェクターとDJ機器設備の用意。また現地でのビジネス立ち上げサポートなども提供する予定。
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そしてセブ島、直行便で日本から約5時間という好立地に加え、フィリピンの公用語は英語であるため、現地の人とのコミュニケーションも取りやすい。
日本の喧騒から離れてバケーションがてらにパソコン抱えてひとっ飛び。現地の人、特に経済成長期にバリバリ働く若者たちとの出会いも、インスピレーションやアイデア源になるはず。新しいオフィスの形は、ワークスタイルにとどまらずライフスタイルをも自在に変えてくれるのだ。詳しくはMakuakeで。
[nlink url=”https://heapsmag.com/?p=11351″ title=”平日18時以降、それから週末も業務メールは禁止。そんなフランスのミレニアルズはいま、「労働の節目」にいるらしい。”]
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Text by HEAPS, editorial assistant : Shimpei Nakagawa