宇宙へのロマンがつまった超特急、銀河鉄道999。 地上で乗れる日も近いかもしれません。

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 妖艶で物静か、理知的な謎の美女。腰まである美しいブロンド色の髪に、切れ長の目、黒のアストラハン帽を頭に乗せる彼女といえば…。不朽の名作アニメ『銀河鉄道999』に登場するヒロイン「メーテル」。当時、メーテルに思いを馳せた若い衆も少なくないだろう。

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©Leiji Matsumoto

 みんなの憧れメーテルと主人公の鉄郎を乗せ宇宙空間を走る列車、「銀河超特急999号」。なんと地上を走るかもしれない。

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©Leiji Matsumoto

 そんな銀河鉄道999の世界観を真剣に実現化させようとするのが、「銀河鉄道999現実化プロジェクト」。実行委員長は原作者である松本零士(れいじ)先生だ。

 プロジェクトのベースとなったのは、西武鉄道池袋線の「銀河鉄道999デザイン電車」。西武鉄道と「アニメ産業の復興ならびにアニメを活用した地域活性化」を目指す練馬区とのタイアップにより、西武沿線在住の松本先生が自らデザインを監修し完成、運行していた電車だ。2009年5月から運行していたが車体の老朽化により、2014年12月に惜しまれつつ姿を消した。

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©Leiji Matsumoto,SEIBU Railway Co.,LTD.

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©Leiji Matsumoto,SEIBU Railway Co.,LTD.

 しかし運行を終了してからもファンから復活を願う声が絶えず、昨年、地元のNPO法人や商店街などが中心となり、同プロジェクトが立ち上がったのだ。

 新銀河鉄道999は、前回のような単なる車輌外観のラッピングにとどまらず、鉄道や宇宙の最新科学技術も導入、内装や駅舎なども含め、西武池袋線沿線に走る“未来へと続く進化する電車” を目指している。

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©Leiji Matsumoto

 Makuakeでは、資金不足によりプロジェクトは残念ながら不成立となってしまったが、地上を走る銀河超特急を一目見たいという熱いファンの要望により、プロジェクトは継続中だ。

[nlink url=”https://heapsmag.com/?p=10671″ title=”新しいお花ビジネス、「裏庭で」はじめちゃいました。”]

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Text by Shimpei Nakagawa

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