LGBTキッズたちが気軽に集まれるのは、20歳が経営する小さな「雑貨店」

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「『セクシャル・マイノリティは遠い存在ではない。あなたの隣でも普通に生活している存在である』と多くの方に気づいてもらいたいと思っています」

 そう話すのは、東京都武蔵野市吉祥寺にある雑貨店。「にじいろ小町」経営者の今徳はる香さん、なんとまだ20歳だ。
 ただの雑貨店ではなく、LGBTs(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、その他の性的少数者)の支援も目的としており、LBGTのカラーであるレインボーの文房具を多く取り扱っている。

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AB型や、左利きの子どもと同じだけ存在する

 現在、約7.6%の子どもが「心と体の性別が一致し、異性と恋愛をする」という”普通”に当てはまらないといわれているそうだ。ちなみに、7.6%は左利きやAB型とほぼ同じ割合。

 東京都渋谷区が、全国初の「同性パートナーシップ条例」を制定、結婚に準ずる「パートナーシップ」が同性カップルに認められたのは昨年11月。少しずつ地方自治体によるセクシャル・マイノリティ支援が進んでいるが、「思春期の子どもたちがそういった自治体の支援に触れる機会は少ない」と今徳さん。

 小さな社会で生きている子どもたちにとって身近な人、つまり「親、友達、先生」に相談するのはとても勇気のいること。だから、LBGTs、特に子どもたちが、気軽に自身の悩みを店員や、ボランティアの人たちに打ち明けられる場所、同じ考えを共有できる場所を、「にじいろ小町」は目指している。

「LGBTsについて詳しく知りたい!」「いろんな人と話してみたい」と思っているけれど、最初から新宿2丁目は勇気がいるなあ…なんて人も大歓迎だそうだ。

 にじいろ小町についてもう少し詳しく知りたい人は、Makuakeへ。

[nlink url=”https://heapsmag.com/?p=9389″ title=”セクシャル・マイノリティ「Q」が歌う。現代カントリー・ミュージック”]

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Eye Catch photo by Erika Cross
Text by Risa Akita

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