全裸で受けるワークショップがあったので、主催者の女性(86)にいろいろ聞いてみた。

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女性に超人気のレッスン教室。ほんのり暗めで、クッション、タオル、他にもリラックスグッズが揃う。よくあるヨガ教室か?と思えば、ここは女性のための、過激ワークショップ、オナ二ーレッスン教室だった。さらにびっくりなのは、その講師が、86歳だってこと…。

※このコンテンツは過激な内容を含みます。

 その86歳講師、Betty Dodson(ベティ・ドットソン)。うむ、86歳にはまったく見えない。

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Photo Via Carlin

 ちょっとぶっ飛んだワークショップに思えるが(実際にぶっ飛んでいるが)彼女、PhD Sexologist(性学者)ということで、れっきとした学者さん。

 もともとはアーティストとしてニューヨークに来たが、離婚を機にセックスについて研究しはじめたそうだ。
 その研究にどんどん熱狂していった彼女がまずはじめたのは「グループセックスパーティ」、ありとあらゆるカップルのセックスを観察。

 そこでベティさん、あるパターンに気づく。
「すべての男性は絶頂を迎えるのに、多くの女性は“イッたふり”をしてる!」

 あれだけ男性も楽しんでいるのだから、女性にも本当の絶頂を知って欲しい。そう自然と考えるようになり、たどり着いたのがこのワークショップだそうだ。
 女性たちで集まってセックスについての悩み相談や意見交換のワークショップも含めると、もう30年も続けているそうだ。

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ワークショップの内容は?

 レッスンは2日に渡ってみっちり行われる。
 1日目、ベティが受講女性一人ひとりの陰部にスポットライトを当て、ミラーを使って一緒に観察、解剖学的にオーガニズムについて説明。まずはメカニズムの理解から、ということだ。
最初は恥ずかしがっている受講生同士も、全員の観察が終わる頃にはかなり打ち解けているらしい。

 2日目、いよいよ実践。キャンドルを灯して、よりムーディーになった教室内。
 それぞれの女性に合わせバイブレーションを選び、リッチなアーモンドオイルを陰部にたらし、スイッチを入れる。教室内からはさらけ出された女性たちの声が聞こえ、ベティが一人ひとりオーガニズムに達するべく、1日目の観察より分析した、個人にあった方法を教え、それぞれが絶頂を迎える。らしい。

日本人、かなり下位だった

 ある調査で全国の日本人25~39歳の女性300人(未既婚問わず)に、「性的絶頂体験」
ついてアンケートをとったところ7人に1人は「ない」と回答。

 イギリスのコンドームメーカー(No.1ブランド)デュレックス社が世界26ヶ国約26,000人を対象に行ったセックスに関するアンケート調査。

「(ほぼ)毎回オーガズムに達するか」という質問に対し日本人は、平均値の「男性64%、女性32%」を下回る「男性43%、女性11%」という結果に。
これは調査した26ヶ国中25番、ほぼ最下位(26位は香港)。ちなみに1位はメキシコで、51%だった。なんとなーく納得。

 これってやっぱり理由はお互いにさらけ出すことにも慣れていないのと、自分を知っていないから。ちょっとアドバイス欲しいなあということで、ベティさんにメールしてみた。

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講師ベティにいろいろ聞いてみた。

なぜメールかというと、ワークショップに参加してもいいのですが、12万円ほどかかるみたいでちょっと厳しかったため(学生だったら8万円)。

HEAPS(以下H):ベティさん、この全裸ワークショップでわかったことを教えてください。

Betty(以下B):B:まずは、みなさんあまり自分の体のことを知らない。じっくりと観察したことがないようですね。
オーガズムの観点でみれば色々あるけれども、女性はペニスでの挿入よりも、クリトリスでの刺激によってオーガニズムに達することがより実践を通して明確になっています。

H:なるほど、データによると膣内挿入でのオーガズムは限りなく低いと聞きましたが、実際にそうなんですね。

B:訓練次第では膣内でも絶頂を迎えられるようになりますけれどね。

H:実際ワークショップに参加した彼女たちの変化は?

B:みなさん初めは恥ずかしいがっているけれど、生殖器のモデルや様々のものを用いて、色々説明していくと、段々羞恥心は消えていきますね。生物学的なお話ですから、こう、学ぶ姿勢になるというか。

H:なるほど。日本人女性は7人に一人がオーガズム未経験なのですが、これについてはどういった理由が考えられるでしょう?

B:まずは、パートナーとのコミュニケーション不足でしょうか。そこを改善するだけで随分と変わりますよ。女性はどうしたら喜ぶか、ではなく、あなたがどう喜ぶかをパートナーは知らなくてはいけないわけですから。たいていの男性は協力的です、お互いが絶頂を迎えられた方がやっぱり愛も深まりますよ。

H:コミュニケーションは何事においても大切なんですね。アドバイスもお願いできますか?

B:恥ずかしがらずに自分でトレーニングすること。マスターベーションの練習は、あなたの体の性的な機能を向上させることができるし、それをパートナーに素直に示すことで恋人とのセックスがより良いものになることは間違いない。それはこれまでの生徒が証明してくれています。
まずは、体を知ること。知って、トレーニングすること。必ず変わりますよ。

ベティに若さの秘訣を尋ねると、「オーガニックの食事と適度なオナニー」ときっぱり。
86歳、まだまだ現役、だそうです。

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