「将来は一戸建てのマイホーム」なんてのは一昔前の常套句。若者の「マイホーム離れ」が顕著だ。
そりゃそうだろう。一般的に家一戸を購入するには数千万が必要といわれるため、倹約に倹約を重ねて頭金を捻出し、それでは足りず先々までローンを払い続けるのだ。そんなどうなるかわからない将来のためのマイホームよりも今日美味しいコーヒーが飲みたいよ…というのが現代感じゃなかろうか。
しかし。車一台ほどのお値段で、自分で組み立てることのできる「マイホーム」があるとしたら?
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ともにTED talks登壇経験を持つ、Marcin Jakubowski (マーチン・ジャクボウスキー)とCatarina Mota(カタリーナ・モタ)夫妻が運営する「OPEN BUILDING INSTITUTE(オープン・ビルディング・インスティチュート)」が提供するのは、プラモデル感覚で「マイホーム」を組み立てることのできる「家 toolkit」だ。
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仕組みはとっても簡単。「open source library of modules(オープンソース・ライブラリー・オブ・モジュール)」と呼ばれるオープンソースを使い、オンライン上で、壁や窓・扉など“家のパーツ”選び好きに組み合わせ、自分だけの家をデザイン。後日、手元にパーツが届き、それを組み立てれば「マイホーム」が完成。所要時間は、たったの5日だ。
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屋根にはソーラーパネル、玄関先に小さな温室なんかも作れて、エコに特化したマイホームもできる。
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「家なんておろか、日曜大工だってしたことがない」なんて人もご安心を。パーツの組み立て「ワークショップ(講習会)」も開催している。
マイホームでなくとも、アトリエにするもよし子ども部屋にするもよし。お父さんなんかは自分だけのとってもおきの秘密基地にだって。
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大枚をこれでもかとはたいて家を買う、つまりは一生一箇所にとどまり続けることになるこれまでの「マイホーム」は、先なんてわかんないよという世代にはマッチしない。
その時に住みたい場所に立てられる、つまりその時々のライフスタイルにマッチした住み家を手軽に手に入れられるとくれば、これは次世代感にフィットしたマイホームになるはず。
簡単、安い、早い、地球にも優しいマイホームはコチラから。
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Text by HEAPS,Editorial Assistant: Shimpei Nakagawa