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  • May 24, 2017
ハネムーンならぬ「バディムーン」。ミレニアル世代、いまどき新婚旅行は「二人よりみんなで行ったほうが楽しくない?」
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「ハネムーン」。アベック、ランデブーと並ぶ昭和代表の言葉のイメージで、もはや死語?とも思ったが、検索すればズラーっと出てくる(旅行プランにも健在。だが、ハネムーン、死語で検索している人結構いた)。てことでまだまだ活用語らしいが、もしかするとそのうちなくなっちゃうかも?

というのも、新婚ミレニアルズたちの新婚旅行はハネムーンではなく「バディムーン」だというらしい。なんでも、「大勢の友だちと一緒がいい」のだと。

あなたは新婚旅行に友だち、連れて行く?

 新婚さんだけでアツアツのハネムーン、ではなく、お互いの友を交えてガヤガヤのハネムーン。新婚旅行に気のおけない友だちを連れて行く“グループハネムーン”のことなのだが、いまどき「buddymoon(バディムーン:buddy=友だち)」と呼ばれている。

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 え、せっかくの二人旅行なのに友だちがついてきちゃうの? と顔をしかめる人もいると思うが、多くの新婚ミレニアルズたちはこう。「せっかく結婚式を機に友だちが集まってるし休暇もとったから、みんなで旅行しようよ」。
 結婚式を終えてから、招待した親友や花嫁付き添い人、新郎の付添人など近しい関係の友だち、さらに兄弟や両親、おじいちゃんおばあちゃんまでも連れて旅するカップルもいるのだ。

 数年前、ハリウッド女優のジェニファー・アニストンが、自分と夫の友だちを呼んでボラボラ島に行ったことも話題になった。米旅行サイト「Priceline(プライスライン)」が1000人を対象にアンケートをとったところ、12パーセントが過去5年の間に一度は“バディムーン”を経験したという結果が出た。

てか、すでにもう何度も一緒に旅行したよね

 なんで新婚旅行にわざわざ友だちを連れて行くのか、との疑問にはこの答えが一番しっくり来るだろう。「てか、私たち、もう何度も一緒に旅行してるし」。

 アメリカでは約65パーセントのカップルが結婚前にすでに「同棲」しており、二人っきりで過ごす時間がそれほど“特別”でもなくなってしまった。同棲まではしていなくても、お互いの家を行き来する半同棲だったり、それに「一緒に旅行」も済み。これは日本でもそうだろう。大学の時なんて、それこそ一人暮らしをいいことに半同棲って友人も結構いたなあ。

 結婚まではデートだけを重ねて、婚姻ではじめて同居、新婚旅行で初夜、は昔の話。「二人っきりでの数日間」が特別じゃないため、もはや新婚旅行にかつてほどの新鮮さも特別さもないのだ。
 それだったら、スタートアップにフリーランスにと忙しい毎日を送るミレニアルズにとって価値があるのは、何年も会っていなかった遠方に住む友だちや、お互い忙しくて旅行できなかった親友と過ごす機会

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「てか、一緒に旅行、もう何度もしたよね。それ以前に毎日同じ屋根の下で暮らしてきたよね。だったら新婚旅行には友だち呼んでみんなで楽しまない?」というのが新婚ミレニアルズのハネムーンなのだ。

 そもそもミレニアルズの「結婚」に対する心構えや意識が、もっとカジュアルになっていることもバディムーンの浸透を促している。晩婚化が進んだいま、「結婚=伝統儀式」と堅苦しくならない彼らには、新婚旅行は二人で、というルールにも特に固執していない。結婚式費用を抑えて、その分をバディムーンに回すカップルもいるのだそう。

フェス参戦や体験型バディームーンも流行るかも?

 意外かもしれないが、有給休暇を消化しきれていないのは日本人だけではなく、最近はアメリカでも有給を残すミレニアルズが多くなってきているらしい。「昇給を狙っているから」「上司によく思われたいため」などが理由で、昨年の有給取得日数は年間で平均16日間(20年前の平均は21日間)と、年々「有給を取らない若者」が増えているのだ。

 年に数回ちょこちょこと休暇を取るんだったら「自分のバディムーンがあります」「友だちのバディムーンに参加します」で、一気に取る手もある。某旅行プランニング会社によると、1ヶ月ほどの長いバディムーンをプランする新婚カップルもいるのだとか。

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 かつての新婚旅行のマスト、“シャンパン・バラのお風呂・ファンシーなレストラン”にお金をかけるなら、“昔のようにちょくちょく遊べなくなってしまった友だちたちとの体験や思い出”のために費やしたい。
 ラグジュラリーなアウトドア体験「グランピング」などが流行るなか、これからミレニアルズ向けバディムーンビジネスもはじまりそうだ。ただし内容は、“海外音楽フェスでバディムーン”や“体験型Airbnbでバディムーン”、“クラフトワイン作りバディムーン”のような感じで。

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Text by Risa Akita
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine

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