「シャンプーって、水は自宅で足したらどう?」ある女子の視点が生んだ“80%を削減するタブレット化”

4年間に出したゴミは約450グラムのメイソンジャーひと瓶分だけ!」で、世界各地で話題になった女子大生エコブロガー。彼女は現在、利用客にゴミを出させないため、包装紙などを一切使用しないパッケージフリーショップを開いている。今回もある女子の日常の“気づき”が生んだ、ありそうでなかったエコプロダクトを紹介しよう。この小さなタブレットだ。

Mirjam_de_Bruijn_Twenty_dish_detergent_tablet

「普段使っている洗剤やシャンプーなどの家庭用品、80パーセントは“水分”でできているんだって」「じゃあ、水の部分は自分の家で用意すればどう? 20パーセントの成分をタブレットにして、水の部分だけ自分の家で用意すればパッケージやボトルが環境へあたえるえる負担を軽減できるんじゃ?

 オランダ・アムステルダムのミリヤが大学の卒業制作のために始動したプロジェクトが「Twenty(トゥエンティ)」。「水以外の成分(20パーセント)をタブレットにしました。あとのお水(80パーセント)は自分で用意してね」。使い方は、言うまでもないくらい簡単。洗剤やシャンプーの20パーセントの成分だけを凝縮したカプセルやタブレット、顆粒(かりゅう)を自宅の水で溶かすだけ。シャンプーや食器用洗剤、洗濯洗剤、掃除用クリーナーなどがささっとつくれてしまうのだ。

Design_Academy_Eindhoven_Mirjam_de_Bruijn_Twenty_photo_by_Femke_Rijerman
Mirjam_de_Bruijn_Twenty_shampoo_liquid_capsule
Mirjam_de_Bruijn_Twenty_all_purpose_cleaner_granules

 このアイデアが環境に及ぼす影響は予想以上に大きい。たとえばボトル詰め・パッケージ包装された従来のプロダクトだと輸送には飛行機5機が必要な量が、ボトル・パッケージ・水が小さくて軽いタブレットになることで、1機で事足りる。これだけで単純計算で80パーセントの二酸化炭素削減に貢献できるというのだ。また専用の容器を一度買えば、毎回ボトル詰め商品を買わなくなる

 どうだろう、このミニマリズムなエコアイデア。家庭用品の“無駄”に、ちょっと変わった角度から切り込んだ「トゥエンティ」。先日オランダのあるデザインアワードを受賞したことで、商品化も現実的だそう。そのときまでに、何回でも使いたくなる詰め替えボトルを用意しておこう。

TWENTY

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All images via Mirjam Lois de Bruijn
Text by Shimpei Nakagawa
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine

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