DAILY
  •      
  • Jan 10, 2017
「アクティブなホームレスになりたい!」ライター、写真家、大工…自分のスキルを無償提供、全国バン生活のおじさんが目指す「自分シェアリング」への道
Pocket

近年、自ら、積極的に家なし(ホームレス)生活をする人が急増中?らしい。家なしで全国をまわる坂爪圭吾さんや、自分の1日を50円で売るホームレス小谷(こたに)さんなど、若い世代があえて“定住場所のない生活”を選んでいるという。

そしてここにも一人。あるおじさんが“アクティブなホームレス”になろうとしている。

 そのおじさんとは、新井由己(あらいよしみ)さん、51歳。20年近くライター・フォトグラファーとして、全国津々浦々取材に出かけ、戻ってきては雑誌の記事や本にまとめる生活を送ってきた。
 自宅と取材地の往復生活のなかで、「ひとつの取材だけして帰るのはもったいない。その土地に出かけたら、前から気になっている人やレストランも取材したい」と思った新井さん。

ホームレスおじさん

「自宅に戻る必要はない」、と2014年秋には軽バンの屋根にソーラーパネルを取り付け、自宅兼仕事場に改造し約4ヶ月間の取材旅行へと発った。

ホーオジ2

 今回クラウドファウンディングに踏み切ったのは、「自分シェアリング」をはじめるため。

「自分シェアリング」とは、文字どおり自分自身をみんなにシェアすることで、物々交換とは異なり、見返りを求めず自分ができることを他人にしてあげることを指す。
 
 新井さんは、本業のライター・フォトグラファー以外にも、大工仕事、ウェブデザイン、楽健法という足を使ったマッサージなど自分の特技を無償で提供し、ダーナ(寄付)によって成り立つ暮らしをスタートしようとしている。
 現在の軽バンではネジ類や電気・水道の部品など大工道具の積み込みができないため、新たなトラックハウス作りに資金が必要となるわけだ。

ホーオジ5

 従来の社会規範に収まらない半生の中で培ってきた知識と経験を生かし、「お金がなくても生きていけること」「定住しない生き方」を体現する。住所不定の“アクティブ・ホームレス”おじさんは新しいライフスタイルを提示するだけではなく、カネ、カネ、カネに捉われがちな現代人を本来あるべき人間の原点に立ち帰らせてくれる。

 可愛い子、そしておじさんには旅させよ。アクティブなホームレスおじさんへのダーナ(寄付)はコチラから。

ほーおじ3

▶︎オススメ記事

55ヶ国1200人、若者のベッドルーム。 天井から覗く“世界の世代のリアル”「My Room Project」

ボブ・ディランにパティ・スミス。 伝説のロッカーたちが溺愛するギター職人の奇抜な制作現場

▶︎▶︎週間トップ人気記事

ある日、ゲイだと気づいてしまった。妻も子どももいるごく普通の日常で<前編>

若者の自由でヒップな町おこし「クラフト・シティ」。カナダに“ブルックリン”作りました。

———–
Text by Shimpei Nakagawa

Pocket

ホームレスおじさん (1)
この記事が気にいったら
いいね!しよう
HEAPS Magazineの最新情報をお届けします

You may also like...