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  • Sep 19, 2017
「水泳してもセックスしても大丈夫」個人に合わせて形を変える生理用品「月経ディスク」って?
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ある“下着”とその広告が話題をさらったのは一昨年の秋のこと。ピンクとヌーディーカラーを背景に立つ下着姿の女性、その脇にでかでかと「Period(生理)」の文字。生理中でもナプキンいらず、履くだけのスタイリッシュな「生理用下着」がセンセーショナルに登場したのだった。

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 その生理用下着「Thinx(シンクス)」に、オーガニックタンポン(LOLA)、インドのスタートアップが貧困層に向けて開発した「バナナの繊維を使った手頃な価格のサステナブルナプキン」。同じ型で同機能のナプキンやタンポンから抜け出せずにいた生理用品のイノベーションに、投資家たちも続々と資金投入をはじめる。これまで長らくタブーとされ、おざなりにされてきた生理用品業界が、最近勢いづいている。

生理? 汚いものでも恥ずかしいものでもありません。不快感もなければ、生理中でも血まみれになることなくセックスだって快適にお楽しみいただけます」とは、立ち上げから1年余りで100万ドル(約1億円)の資金調達に成功、カリフォルニアの女性二人によるスタートアップ「The Flex Company(ザ・フレックス・カンパニー)」、こちらもまた生理用品のイノベーションを牽引する。

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 このコンドームような見た目をしているこれが新たなプロダクト「フレックス」。“月経ディスク”というもので、タンポンにとって代わる生理用品というのだ。

 医療現場で使用されている低アレルギー性の超うす型ゴム製で、イラストのように、子宮けい部と恥骨にディスクを引っかけることで経血をキャッチ。黒い縁部分は体温で柔らかくなる仕組みになっており、それぞれの膣の形に合わせてに変形するため、着けている違和感がない。血の漏れも一切なく、半日使用してゴミ箱にポイ。タンポン約8~10本分の経血量をキープすることができるのでコスパも最高だ。
 また「ヘルシーな生理を(そして汚れなしのセックスを)」と謳うように、フレックス着用したまま水泳も可能、そしてセックスも可能。“血まみれ”を恐れ、生理中のセックスを避けてきた女性にも重宝されそうだ。

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 女性が主体となり、斬新なアイデアとテクノロジーで起こす生理用品業界のイノベーション。機能性だけの進歩に留まら図、生理に対する“不快”や“タブー”、“隠すべきもの”というネガティブなイメージを塗り替える気風、それこそが真なるイノベーションともいえよう。

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All images via The Flex Company
Text by Shimpei Nakagawa
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine

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