「子どもの頃からコンビニで買って食べてたお菓子」懐かしの味にレアお菓子の入手法をまとめた『サリサリストア』

突然だが、「サリサリストア」というものはご存知だろうか。おそらく多くはノーだと思うのでここでいってしまおう、フィリピンにおけるコンビニといえる存在のこと。“サリサリ”とはタガログ語で“多種”という意味で、日本のコンビニ同様、食料品から日用品まで揃える街角の小売店だ。だが日本と違うのは、サリサリストアが“下町的な繋がり”を保ったままにコンビニとして機能していること。なので、“サリサリストア愛”とは下町愛みたいなもんで、サリサリを愛しすぎてサリサリのためにいろいろやりたくなっちゃう人がいてもまあ、不思議ではない。

サリサリストアは日本でいうコンビニなんだけど、もっとコミュニティ色が強い。ご近所さんにとって憩いの場にもなっていて、そこに確かに存在する“バニヤン(助け合い)”というフィリピンのコミュニティ精神もあるの。そこを伝えていきたいわ!」とは、サリサリストア愛をこうじさせ「アートギャラリー内にサリサリストアを再現すべくインスタレーションを開催したり、『サリサリストア(Sari-Sari Store)』というジンを作っちゃったサラ。

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私が食べて育った、サリサリストアで売られているお気に入りのお菓子を通して、異なる文化を読者の人に知ってもらいたくて。それに、見た目は違うけどこういうお店やお菓子ってどの国にもあるから。そこが親しみやすいと思って」と、子どもの頃から親しんだお菓子やそのイラスト、懐かしの味、それから米国(サラが現在LA在住のため)でのフィリピンのお菓子の入手法などを紹介する。サラの一番のお気に入りお菓子はメルトースキャンディーと呼ばれる梅干しの飴だそう。

Sari Sari Store Tim Hsiung 01
Sari Sari Store Sara Chao 01
Sari Sari STore Sara Chao 03
インスタレーション

 お菓子買いたいからコンビニ行こう、はあるけど「なんかコンビニに行きたいからコンビニ行こう」なんてないなあ。サリサリストアなら、たとえば料理中に「にんにく足りなくなっちゃった。でも丸ごとはいらないし…」なんてときは一欠片からでも売ってくれるとか。地域密着のなんでも屋さんだ。どこの地域でも見知らぬお隣さんに「お醤油貸して」が簡単にできる時代じゃないとなると、割とどこにでもあるコンビニ相手にこれができたらすごくいいのになあ、なんて。いいなあ、サリサリストア。

Sari-Sari Store Zine

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Photos via Sari Sari Store Zine
Text by HEAPS, Editorial Assistant: Tomomi Inoue
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine

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