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  • Aug 30, 2016
新たな「廃校活用スペース」誕生!海あり山あり、シェアオフィスに住まいあり。農業までできる新型コミュニティ施設「シラハマ校舎」
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5801。これは2002-13年に廃校になった全国の公立学校の数だ。

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 止まらない公立学校の廃校に、各地方公共団体が有効活用を検討しているものの「地域から要望がない」「活用方法がわからない」ため廃校活用が進まない現状があった一方で、近年ではカフェやイベントスペースなどへの転用が成功する事例も増えつつある。

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 そしてこの秋、1校の廃校もがらりと生まれ変わる。千葉県南房総市白浜地区にある旧長尾小学校を改装し、“海も山も楽しめる新型施設”としてオープンする「シラハマ校舎」。シェアオフィスに宿に、それから農業施設にもなるなど、注目すべきはその用途の幅。新型コミュニティセンターだ。

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 コンセプトの下敷きにあるのは、ドイツの市民農園運動クラインガルデン(*)やデンマークのコロニヘーヴ(**)。

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*ドイツで盛んな200年の歴史をもつ農地の賃借制度。「市民農園」もしくは「滞在型市民農園」ともいわれ、一区画の平均面積は100坪ほど。ラウベと呼ばれる家屋があり、そこで家庭菜園やガーデニングが行われる。別荘、セカンドハウス感覚で借りる人やグループで借りる人もいる。
**郊外につくる小屋つきの庭のこと。都会で暮らす人々が、週末ゆっくり過ごすためにつくるスペース

 地域の人々が心身ともに自由で健康的に成長でき、かつ遊び場にもなる農園づくりとともに、シェアオフィス、宿泊スペースとして新規移住者や都心からの人々を集めることも目指している。校庭には、「無印良品」が展開する小屋ビジネス「MUJI HUT」の、日本初の分譲地もできるそうだ。

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ゲストルーム
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共用キッチンスペース
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シャワールーム
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プロジェクト実行者、多田朋和さん。廃墟ビルをセルフリノベーションし、カフェや学習塾、シェアハウスを統合した「シラハマアパートメント」も運営する。

 地域のシンボルとしてかつて存在した元・学校。活用の自由度が高く、機能的な校舎は、もう一度地域コミュニティの中心スペースとして甦るポテンシャルを秘めている。今度は大人たちも集まる場所だから、地域活性化の起点になるのだ。詳しくは、
コチラから。

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Text by Shimpei Nakagawa, Edited by HEAPS

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