「個性的な野菜で地方と繋がる」都市だからできる、能動的な食生活—旅する八百屋・ミコト屋のドライブルート

都市生活と自分らしさについて考える、4人のドライブルート。2日目は「もっと自由な食」を求めて、ドライブへ。
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ここじゃないどこか遠くに行けば何かが見つかると〜〜、なんていう闇雲な時期は通り過ぎたと思う。(いや、もちろん「どっか行きて〜」はいくつになってもあるけど)。明日も仕事に行く大人になったら、自分の生活に大事な何かを見つける、あるいは思い出すための、定期的な“あの場所”があったりする。自分らしさを忘れずに都市生活を乗り切る、〈Lifegenic〉な日々のための自分のルーティン・ルートがあるのだ。

今回ヒープスは、都市生活と自分らしさについて、独自の考えや行動を閃めかせる4人とドライブに出掛ける(運転もしてもらう)。各々に“自分の都市生活と切り離せない2スポット”を紹介してもらい、道中おしゃべりをする。

ルート1、「都市生活と本来の自分らしさ」フリーランス勉強家の兼松佳宏
ルート2、「都市だからできる能動的な食生活」旅する八百屋 青果ミコト屋
ルート3、「都市で働く女性の新常識」SHE 中山紗彩&福田恵里

三者三様の「自分の都市生活を自分で考える」が交差する一連のドライブから、都市と自分らしさのつき合い方を考えてみる。1人目のドライブルートは、めまぐるしい都市生活でマイペースを取り戻す」「だった。2人目となる今回は、生活を作る基盤の”き”、食生活に関わるドライブルートへ。

2人目「食で地方と繋がる」旅。千葉県農家〈イーストファーム〉〜〈デイ・アンド・ナイト〉

2日目のドライブ相手は、旅する八百屋「ミコト屋」。元・高校の同級生同士が二人で立ち上げ、キャンピングカーで日本の東西を奔走。あちこちの畑を旅して、そこで出会った野菜を都市に届けている。
ミコト屋さんの一人、鈴木鉄平さんと、千葉の農家さん「イーストファーム」へ。その足で、今後ミコト屋さんがおろす野菜でサンドウィッチを作る予定のカフェ「Day & Night(デイ・アンド・ナイト)」へ。

ちょっと足を伸ばして地方の畑へ。車を走らせ、野菜を採って、いつもの生活地点に戻る。生活圏内に届かない食べ物を自分でとりにいき、都市の生活で食の自由を獲得する。そんな「能動的な食生活」をミコト屋さんに教えてもらいたい。地方と都市を繋いだ生活を、食卓から考えてみるドライブに出発。

******

1ヶ所目。ミコト屋さんが、初めて野菜の取り扱いをはじめた農家「イーストファーム」。
集合場所の池袋から、約2時間半のドライブだ。

***

H:ここが、千葉県「イーストファーム」さん。

鈴:イーストファームは、俺たちが一番最初に取り扱いを始めた農家さん。まだ八百屋・ミコト屋をはじめる前からのつき合い。ここイーストファームをやってる不破さんも、まだ農家じゃなかったんだよね。

H:あら。じゃあ、八百屋と農家として出会ったわけではなく。

鈴:そう。俺たち(ミコト屋)は農業研修しながら出荷のバイトをしている頃に不破さんに出会った。でさ、俺たちめちゃくちゃお金がなかったの、若かったからなのか。キャベツ太郎って知ってる?

H:大好きです。

鈴:ご飯にキャベツ太郎のせて、食べてたの。そんな時に、俺たちに飯食わせてくれたり泊めてくれたりしてたのが不破さん。料理も上手でさ。

H:キャベツはキャベツでも、太郎の方をのせて食べていた頃があったなんて。

鈴:俺たちが八百屋になったのと同じ年から不破さんは農家はじめたのかな。そっからのつき合いだね。昔からのつき合いだし、なんでも頼みやすい存在でもあるし、野菜のことでなんか困ったことがあったときに1番に連絡するのは、不破さん。


左が不破さん。右がミコト屋・鈴木さん。

H:他の農家さんは、どうやって探しているんですか?

鈴:昔は、本当に行き当たりばったりだったり(笑)。インターネットで検索していくとか、あとは農家さん同士で繋がりがあるから「あそこの農家さんいいから行ってみろ」とか、連れてってもらうことが多かったけど、最近はありがたいことに、SNSを通じて連絡がくることも出てきた。

H:農家さんから、SNSを通して連絡が。

鈴:うん、インスタのメッセージとかが多いね。「どこどこの地方でこういうのを作っています、是非きてください!」とか。あと手紙をくれる人もいて、この前は、福島のおじいさんから。おじいさんだよ、結構年配の65歳くらいのおじいさんが手紙をくれて、「よかったら、(畑に)来ないか」と。

H:おじいさんも、SNSを見て、ミコト屋さんに連絡くれたんですか?

鈴:そのおじいさんは本をみたっていってた、図書館で俺らの本を見て。それでもいまやっぱり多いのは、SNSのメッセージかな。あとは、出店先で出会った仲間に、地方都市の出店仲間がいて、その地域のアテンドをしてくれて繋がるっていうのもあるね。

H:季節ごとに旬が変わってくる中での野菜の選び方などは、ミコト屋さんはどうしてます?

鈴:やっぱり一番は、その季節、その時に一番おいしいものを選ぶのが良い。だけど、オレたちって北から南まで農家さんがいるから、作物によっては、旬が“リレー”みたいになるのよ。たとえば、そら豆。東京だと6月あたりが旬なのが、鹿児島とかに行くと、7月くらいに旬になる。

H:へえ〜!

鈴:その時に、旬の食べ物が栄養価もあるし、まぁ単純においしいよね。でもいまって、旬がどんどん早くなっちゃってるんだよ。初物って、圧倒的に売れるから。“枝豆の季節”とか言われたら、やっぱり食べたくなるでしょ? ハウスで育てたり、促成栽培もできるし、早く育つ品種改良もしているから、みんな早く作りたがる、売れるから。だから、本当に旬通りに作っていると、出回る頃にはみんな食べ飽きている。超おいしいし、ナチュラルで栄養価も一番あるんだけど、食べ飽きてるから売れないの。だから本当においしいときに、俺たちは野菜を通して旬を再定義していく。これも八百屋の大事な仕事だと思ってて。


H:旬が早い、なんて考えたことなかったです。

鈴:端境期って知っている?

H:ハザカイキ? 知らないです。

鈴:端境期っていうのは、たとえば、冬の収穫が終わって、春の野菜がはじまる間、その土地に野菜がない時期とかがある。年に2回くらいかな。冬から春にかけてその期間は「大根しかない」とか、昔はざらにあったの。いまでは、スーパーになんでも並んでるからわかりづらいかもしれない。

H:そうですね、スーパーにいけば、値段の上下はあるものの「買おう」と考える野菜はたいていあるような気がしますし。

鈴:いまではクックパッドでメニューがいくらでも出てくるし、メニューを決めてから買いに行くことも多いもんね。だから、その大根しかなかった時期って料理がクリエイティブなものだったと思うんだよね。大根だけでいかにバリエーション出すかって、考えるしかないじゃん。

H:しかも、冬から春にかけて。数日って話じゃないですもんね。

鈴:昔のお母さんってすごいなって思うよね。あとは、なるべくその土地の風土があらわれる野菜を選ぶようにしているかな。風土っていうのは、地方のその土地ならではのもの。“土と種”っていうのは相性があって、だんだん馴染んでくるんだよね。そうやって、時間をかけてその土地の在来的な品種になっているような野菜。これがまた使い方が難しかったりするんだけど。

H:苦かったり、硬かったり?

鈴:そう、やっぱり変わったものは疎まれる。でも、「変わったものを疎む」のは、ひと昔前の時代。これからは、多様性のあるものを受け入れてくれる若い人たちがいっぱいいると思っていて。 

H:いまの風潮が生活にも反映されて、野菜の選び方も変わってくる、と。

鈴:逆にいえば扱いづらいからこそ、生で食べよう、サラダで食べようって全部ひとくくりに一筋縄ではいかないようになってきている。だから、まずはいろんな野菜と向き合うのは大事だと思うわけ。

H:野菜の話なのに、人間関係の話をしているみたいですねえ。

鈴:お客さんには、まずは一口かじってもらうようにしているんだよ。そのまま食べると、「苦ッ!」ってのもある。もちろん甘いとかもあるし、硬い、とかもね。そうやって野菜そのものを知って、「てことは、これくらい塩を入れたほうが馴染むだろうな」「皮をこれくらい剥いた方が、味が染み込むだろうな」って。そういうのを繰り返しだと思うね。野菜って、料理って。

H:形が揃っていてだいたいすべて同じように見える野菜て、一つひとつに自分がどうアプローチしようか、なんて考える必要なかったですよね。

鈴:一時期その個性のない野菜が好まれたことの背景には、外食産業がある。外食産業ってマニュアルで、誰でも同じものを作れないといけないから、野菜に個性なんていらないんだよ。同じ味が作れれば。あとはF1種の功績の一つ、形が揃うってのはやっぱりすごい大事で。大根とかすごい形が曲がったりするでしょ、そういうのを箱に入れていくと1箱に8本しか入らないけど、F1種であれば12本入ったり。1箱にかかる送料は変わんないから、そういう流通の都合もあったんだよね。綺麗なものを求める、効率だよね。

*F1種:異なる性質の種を人工的にかけ合わせて、ニーズ(色や形、大きさが均一、見た目が良い、特定の病気に強い、等)に応じて作られる雑種。この人工的な交配により生まれた品種の、最初の世代を「F1」と呼ぶ。

H:なるほど。

鈴:俺らの世代はそういった野菜を食べてきたし、支えられてきた部分もあるんだよ。高度成長期で人口がガツーンと増えたときに、効率を求めた品種の改良がなかったら、こんなに何億の胃袋は支えられなかったと思う。だからそこ、ただ否定するのはナンセンスだなぁって。

H:だんだんとその効率やら合理性をこえて、何を、どう、消費したいのかを考える社会になってきたいま、食べ物もそうだし、野菜もそう。だけど、いつもいくスーパーには置いていない野菜があることも、どこに行ったら手に入るのかを知らない人も多い。ミコト屋さんは、そこを繋いでいます。

鈴:やっぱりこう、都市ってなんでも手に入って、便利だし、不自由なく暮らしていけるんだけど、食べ物が育っているのは圧倒的に地方。食は地方が支えているわけ。だから、食べることでいろんな土地と繋がることができるんだよね。だから俺たちは、野菜や果物に、その土地のストーリーとか背景も添えて届けている。みんながそれぞれの土地の台所にいながら、地方を感じながら食べてくれるっていうのが、理想形。

H:生活圏内の“食”から出て、野菜や果物をもっと自分で選ぶ。都市にいても、やっぱり自分で選んだ地方の食を取り入れていくのは大事ですね。

鈴:そうそう。やっぱり、消費行動が社会を作っているのは間違いないじゃない。だから、たとえば、何にも考えずに安いものをスーパーで買うっていうのは、言い換えてしまうと、農薬を肯定していますっていうのと一緒でさ。逆にそういう、「これ全部かたちが一緒なの? 気持ち悪い」って、そういう野菜を買わなくなったらそのうち誰も農薬って使わなくなるでしょ。そう意味でいうと、何かを買うっていうのは社会を作っていくよね。俺たちでいうと、どういう野菜を食べるか、どういうお米を食べるのか、っていうのがまわりの社会を作っていくわけで…。それを、野菜を通じて伝えていけるといいなって。

H:その話でいくと、いずれは「みんながいくスーパーにいろんな野菜がある」っていうのが、理想なんですかねえ。知っている人だけ知っているという、いまの状況からだんだん広がって。

鈴:うん。おれさ、ミコト屋をはじめたときはタバコを吸っていたの、最近やめたんだけど。タバコを吸うと「オーガニックな野菜を作っている人がタバコを吸うの」って。前までそういう問答がけっこうあった。最近はそういうこと言ってくる人はいなくなってきたけど。野菜が、そういう嗜好品になるのはイヤだなと思う。俺たちみたいになんでもない、若い人たちが選択できるものじゃなきゃいけないと思っているし、そういう意味ではオーガニックな野菜がカジュアルになっていくといいなあ。10年前に比べたら、都市でもそういうのを手にすることができるお店は増えたと思うよ。

H:ミコト屋さんみたいに運んでくれる八百屋さんもいますし。

鈴:俺たちさ、地方から野菜を都市にもってきているでしょ。それって、やっぱり無駄も出してしまうと感じるところもあって。まず、鮮度が無駄でしょ、コスト的にも無駄じゃん。運送するとかってなるとエネルギーも使うわけで、そうすると環境的にエネルギーを無駄に使っているよね。だけど、無駄のうえに成り立っているのは重々承知でさ。いま、都市だから成り立つというか…。

H:さっき話した「変なもの」に向き合う風潮もそうだし、「これってなんでこんなに形揃ってるんだっけ」って考えたり。転換期だからこそ、間を繋ぐような役割は必要だと思います。ミコト屋さんもやっぱりそうだし。

鈴:そうだね。いずれ、やっぱり一番の理想は、送る必要もなくて、お気に入りの服のブランドを見つけるような感じで、「お気にいりの農家さん」がそれぞれにあるといいなと思う。それで、自分で直接買いに行く、っていうのが。

***

約2時間のドライブを経て。景色はガラリと変わり、白金の一角に車を停める。ミコト屋さんが採ってきた、個性の強い野菜を使ってサンドウィイッチを作る予定の、デイ・アンド・ナイトに寄る。

***


デイ・アンド・ナイトに到着。

H:あ、デイ・アンド・ナイトの守口さん、こんにちは。さっき、ミコト屋さんと畑に行ってきました。デイアンドナイトさんで、ミコト屋さんの野菜を取り扱うようになって、サンドウィッチ作り、どう変わりました?

守:本当に申し訳ないんだけど…

H:(!?)

守:いまはまだ取り扱いがなくて、でも今後、取り扱うようになります。“旬の変化”とか、季節によって出せるものが変わるのはたのしみです。「いま、あれ取れるんだって。じゃあこういうサンドウィッチにしようかなあー」って、より感じられるようになると思います。

鈴:それこそ行きの車でも話していたけど、旬の野菜を扱ってくれるのはありがたいよね。メニュー考えるのも大変そうだけど。

守:いろいろと共通の知り合いもいて鈴木さんを紹介してもらったんだけど、「野菜使うならミコト屋さん」っていうのはあったんだよね。



守口さんと鈴木さん。野菜をチェック。

鈴:たださ、俺たちが野菜を「個人へ宅配」っていうのをメインにやっているから、飲食店におろすっていうのが弱くて。そういうのを、どう改善していったらいいのかっていうのを、しゅんちゃん(守口さん)に教えてもらったよね。店サイドから考えると、こうしたら頼みやすいよ、とか。なかなか改善しないんだけど(笑)

H:日本中で採れた野菜を都内の飲食店におろすとなると、個人への宅配とはやっぱり違いますよね。

鈴:そうだねぇ、飲食店さんって、家庭とは違って、どれくらいお客さんが入るかわからないじゃない。だから、どれくらいの頻度で減っていくかもわからない。俺たちは、基本的に数日前に注文を受けてから、農家に発注しているのね、在庫を持ちたくないし、ロスを出したくないから。だから、飲食店にクイックには出せないわけ。でも、現実では「明日には」「明後日には欲しい」とかがあるわけで。そういう時に、店舗を持ちたいとは思う。店舗を持てば在庫を持つことになるけど、たとえば「いまその野菜ないけど、その代わりこういうのがあるよ」とか話ができるし。

H:個人に地方の野菜を届けることと、都市の飲食店で地方の野菜が扱われること。地方の野菜を届けるってことは一緒だけど、目的は違っている?

鈴:飲食店が提供してくれるものって、家庭とは違うから、「野菜」「食」について伝えられることが違う。俺たちが、消費者に「こういう野菜だよ」と言葉で伝えるのと違って、調理してダイレクトに伝えてもらうでしょ。役割が違うよね。飲食店じゃなきゃ伝えられない“食のリアリティ”っていうのはあると思う。飲食店の人に野菜のストーリーを伝えられれば、今度は、お店がそれぞれの形で表現してくれるから。

H:食べることについて考えるのは、生活そのものだ。ミコト屋さんが思い描く、〈都市と地方が繋がった食生活のあり方〉はなんですか? 食だからできる、都市と地方を繋ぐこと、というか。

鈴:やっぱりもっともっと、いろんな地方から来いる食べているものの背景に思いを巡らせてくれるようなお店が増えたらいいなとは思う。一体どうなったらいいか…、そうだねえ。やっぱり食卓にあがった食べ物が、これはどこどこのおじいちゃんが作ったお米で、とか、それぞれの食材について説明できるっていうのは豊かな食卓だなあって思うし。そういう食卓が広がっていくといいなあ。
都市で野菜を消費するってことは、そもそも地方と繋がっているってことではあるからね。いま、地方創生とか地方を盛り上げるとかいろんなコンテンツが生まれているけど、地方の生産者が対価を得られるものがいいと思ってる。ちゃんといいものを食べてもらって、地方の農家を盛り上げる。高く買うわけじゃなくて、農家さんに適正なお金をはらって一次産業の人たちがそれなりに食べていける環境を作る。それが、どう野菜をえらんで、どういう野菜を買ってっていう、都市の消費者の責任でもあるというかさ。そう思うんだよなあ。

H:地方との繋がり方はいろいろありますが、まずは毎日の食卓のことからはじまる。今日みたいに、足をのばして農家に野菜を取りに行くっていうのも、週末にできることですね。

鈴:食べるってことは栄養をとるってことになりがちだけど、本当は奥深い。毎日義務的に食べるとかじゃなくて、こだわりがあって、ストーリーがあって、人があって愛情があって。作る過程もそうだし、食べる瞬間もそう。

H:選ぶ時間も、買う時間も。

鈴:単純に豊かな時間だと思うんだよ。ただ腹を満たすだけの食とはまったく別物。だけど、無理して毎日の生活に取り入れる必要はない。いきなりだとハードル高いから、たまに、地方の風土ある野菜を選んで買って食べてみると、日々の暮らしのアクセントになると思うし、自分と地方の繋がりを考えるいいきっかけになるよね。今日みたいに畑に行くとより、ね。農家さんも畑にいくとよろこんでくれるんだよ。うれしいじゃん。そうだね、そういう感じかな。


サンドウィッチを食べる鈴木さん。

H:最後に、春の季節にミコト屋さんが気に入っている野菜の食べ方を教えてください。

鈴:春は芽吹きの時期で、蕾を食べるとおいしい。菜花とかもそうなんだけど、花を咲かせようとしているエネルギーの部分、それを食べる。あの苦味は生だと苦いけど、油と合わせると◎。山菜の天ぷらとかあるじゃん? 天ぷらとかパスタにするとかすると苦味がまろやかになって旨味に変わる。春キャベツとかもね、冬はぎゅっと締まっているけど、春はまきも柔らかくて、そうそう、甘みがあって生でもおいしいんだよね。

H:苦味があるものも、工夫してたのしむ。

鈴:苦味は嫌われるから甘み至上主義だけど、本来は苦味も好んで食べてたと思う。フキノトウとか、あの苦味はなんだか体が欲するんだよなぁ。やっぱり食ってさ、自分の調子の良いときに食べれば“食”だし、悪いときに食べれば“薬”なんだよね。そういう、人間が本来持っていたけれど失っている感覚はあると思っていて。星の瞬きで船の方角がわかるとか、風の便りとか、天気がわかるとか。都市にいるだけじゃなくて、自然の中に身を置くとわかる、そういう感覚。そういうのって、自然の中で育った野菜を食べることで、少しは取り戻せる気がする。そういうのは、都市でもやっていきたいよね。

6月1日(土)、ドライブに行きませんか?【1組限定】
〜1日かけてたどり着く、サンドウィッチ〜🍳ミコト屋×HEAPS

今回限りのドライブイベントを、ミコト屋鈴木さんと共同で企画しました!
まずは、EASTFARMさんにて旬の野菜を収穫。その足でDAY & NIGHTに向かい、収穫した野菜で〈HEAPS限定のサンドウィッチ〉を作ってもらいます。この日だけのサンドウィッチ、本気のサンドウィッチへのドライブルートです。
当日は、この連載で使用しているLEXUS車を運転して、ドライブルートをまわっていただきます🚙

開催日は6月1日(土)。
グループでの参加も可能です。
▼詳細はコチラのフェイスブックページをご確認ください。
フェイスブックのイベントページ

▼応募はコチラから。
・応募フォーム

今回のドライブで巡った2つのスポット



EASTFARM
住所:千葉県山武市
内容: 2010年 千葉県 山武市 にて自然栽培 (無農薬・無肥料)による野菜・穀物類の生産を行う農家。

DAY&NIGHT
住所:東京都渋谷区恵比寿2丁目39−5
営業時間:MORNING 9-11 DAY 11-16 NIGHT 16-22(L.O21)
内容:「バーガーマニア」店主・守口駿介さんによる、サンドウィッチにフィーチャーしたバー。内装は多くの部分を守口さん自らが一からDIYするなど、細部までこだわりが感じられるお店。

Photos by yuichi yamazaki
Text by HEAPS
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine

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