DAILY
  •      
  • Sep 4, 2016
「#019 知性漂うプログレ・パンク・ロック・バンド old monk 」週4のライブハウスから、現場のミュージック。(独断と偏見でインディーバンドを選びます)
Pocket

ニューヨーク在住17年、週に4度のライブハウスを欠かしたことはない。
行ったライブハウスの数はもはや200を越える…(と思う)。
そんな音楽ライター、サワイ・ヨウコが独断と偏見で選ぶ、いま聴いておきたい、知っておくべき現場のインディーバンド。


#019
知性漂うプログレ・パンク・ロック・バンド
「old monk」

IMG_2961

この連載に登場するバンドは、基本、著者と何かの関わりのあるバンドなのだが、Old Monk(オールド・モンク)ほど、出席率(著者の)が高いバンドはあまりいない。ブルックリンを拠点とする3ピースバンドには、共演で知り合った。

白が似合う爽やかなギタリストと、ロングヘアの豪快なドラマー、そして紅一点の日本人女性ベーシストというラインナップも珍しいが、音楽が色んな意味で、陰と陽要素がミックスされているのが魅力だろう。

IMG_3025

基本、懐かしのプログレ・ロック、パンク・スタイルなのだが、聞いているとハッとさせられることがしばしば。
強弱のつけ方が独特で、耳に残るギターリフや、耳を突き破るようなドラム、それらを支えるヘビーな低音が、ポップなキラー・エナジーを知的な狂気に変え、ショーの後でも耳の中で響いているのである。

ブルックリンのバンドは、カテゴライズされる事を嫌がるが、彼らは、自由に何処にでもフィットする。ポップ・ショーでもヘビーメタル・ショーでも、小さい会場でも大きな会場でもOK。今回のSunnyvale(サニーヴェイル)は、まだ半年の新しいイースト・ウィリアムバーグのDIY会場。バンド、DJ、ドラッグ・クイーン・ショー、カラオケなどを毎日のようにホストしている。カクテルが売りの音楽会場で、ビールはステラ、ファウンダーズIPA、バドワイザーのドラフトはじめ、缶や瓶も豊富。姿勢はいまは亡き、パリセイズ音の質と広さはベイビーズ・オール・ライトと同じくらいある。こんな風に、ブルックリンの音楽シーンを目の当たりに出来るのは、なんて贅沢なことなのだろう。

IMG_3009

***
old monk
IMG_2996

▶︎▶︎関連オススメ

いま一番注目すべき音楽シーンは「ニューオリンズ」!? ジャズとブルースの街の知られざる最新音楽事情
「バーバー×レコードショップ」。床屋の隣ではじまる、中古レコードビジネス「Sideman Records」

▶︎▶︎週間トップ人気記事

“織るエロとフェミニズム”。巨大タペストリーに織り込まれた「女性の本音」って?
#002「孤立した島の精神病院は、墓場だった」—【連載】「超悪いヤツしかいない」。米国・極悪人刑務所の精神科医は日本人、大山せんせい。

サワイ ヨウコ/Yoko Sawai
ニューヨーク在住歴17年の音楽ライター。音楽イベント企画、メディアコーディネイト、レコード・レーベル経営(コンタクト・レコーズ)。ブルックリン・ベースのロックバンド、ハード・ニップスでも活躍。hardnipsbrooklyn.com

Pocket

IMG_2937
この記事が気にいったら
いいね!しよう
HEAPS Magazineの最新情報をお届けします

You may also like...