吸うより「飲む」?カリフォルニアで注目の炭酸飲料、“ウィード・ソーダ”が登場!
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カリフォルニア州でのみ販売されている、炭酸飲料が注目されている。なぜって、ウィードに含まれる「THC」(ハイにしてくれる)成分配合だから。しかも、ほのかにフルーティーで美味だとか。

レッドブルウォッカより親しみやすい?THCソーダ「Sprig(スプリグ)」!

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 私は酒が飲めない。一切のアルコールがダメだ。みんながほろ酔いで気持ちよくなっているとき、「私も一緒にハイになりたい!」。 
 そんな夢を叶えてくれそうな「Sprig(スプリグ)」というTHCソーダがカリフォルニアにあるということを知り、思わず人に話したくなったので、筆をとった次第。

 THCとは、我々をハイにしてくれる、ウィードをウィードたらしめる成分のこと。これが含まれているから、愛好者はウィードを愛してやまない。
 そのありがたい大地の恵、THC成分をインフューズしたソーダが、いま噂の「Sprig(スプリグ)」だ。

 創業者たちはこう話す。「親しみやすい、だれもが安心して楽しめるウィード商品を作りたかった。ウィード=麻薬、危険、という偏見を払拭し、愛好者の裾野を広げたい」。その想いは、パッケージの爽やかというか、当たり障りがないというか、人に気を使わせない見た目からも感じられるだろう。文言も爽やかに、「Smile More」、「もっと笑顔になろ!」とは、なんて健全。味も「日本のソーダのように、一般的なアメリカ製のものより、甘さ控えめ。果汁が入ってほのかにフルーティー」と、パッケージが醸す爽快なイメージを裏切らない。

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 スプリグはソーシャライズに適している。どこへ連れて行っても恥ずかしくない清潔な見た目とフレンドリーな性格、順応性、そして持って生まれたスーパーパワー。スプリグを片手にしている姿を想像してみて欲しい。海や山、キャンプといったアウトドア、ホームパーティー、バー、イベント会場、接待、親の還暦祝い、そしてもちろん、家でネットフリックスを観ながら…と、どこで誰と一緒にいても違和感がない。

最初は、吸うより食べるより「飲むウィード」が良い理由

 ただ「親しみやすい」ということであれば、ウィードクッキーやキャンディーという選択肢もあったのではないか、という疑問もある。「なぜ “飲料” を選んだのか?」の問いに、共同創始者のひとり、Michael Lewis(マイケル・ルイス)はこう返す。「数年前、ニューヨークタイムズのコラムニスト、モーリーン・ダウドがウィードキャンディーを食べてハイになりすぎた一件で、ちょっとした騒ぎになりましたが、ああいうのは避けたかった」
  
「エディブル(edible)」と言われる「食べる」ウィードは、「吸う」よりTHCを多量摂取してしまう可能性が高いと言われている。その理由は主に「従来の作り方と効き方にある」。

 まず、作り方。たとえば、クッキーだったら、10枚焼くのに〇グラムのマリファナを使用する、という量り方が一般的。同じ銘柄でも甘いリンゴとそうでないものがあるように、マリファナも種類、収穫時期、エリアなどによって、THC含有量は異なる。つまり、クッキー1枚あたりのTHC含有量は流動的になる。

「この前、2枚食べてちょっといい感じになったから、今回は3枚食べよう」という判断が、思わぬ事故を招きかねない。一方、「飲料は、化学を応用することで、一瓶、一缶あたりのTHC量をコントロールですることができます」。

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 2つ目は効き方。エディブルアイテムは、効果を実感するのに時間がかかる傾向がある。クッキーやブラウニーなどは「効果を感じるのに約1時間ほどかかり、摂取量にもよるが、持続時間も6-7時間と長い」と話す。一方、「飲料は比較的、速い。個人差はあるが、スプリグは飲み始めて30分くらいでリラックス効果を感じられ、1缶飲んだ場合の持続時間は長くても3時間」。
 スプリグの一缶(355ml)あたりのTHC含有量は45ミリグラム。これは「マリファナの吸引が初めてでなければ、『ほとんどの人にとって安全圏内』の量。日常的に吸引している人であれば、『リラックスできて気持ちいい』程度」。とはいえ、ガブ飲みは推奨していない。

 創業した2015年時は、一缶のTHC量は15mgだった。かなりソフトにしていたが、もっと強いのが欲しいという声が多かったので45mgに。「それでもエディブルアイテム界では、まだソフトな方です」。

 スプリグはエディブルアイテム界で「いまもっとも伸びている」商品と注目を集めている。マイケルは「最初は弱めで、徐々に強くしていったのが良かったのではないか。毎週、販売店舗数を伸びている状態です」と話す。
 現在、米国最大のウィード市場であるカリフォルニア州の約240のディスペンサリー(薬局)で販売中。日本人旅行者でも21歳以上であれば、パスポート、医療大麻推薦状(許可証)、現金があれば購入可能な店舗もあるそう。
 1缶7ドル、4缶入りパックは25ドル(約2800円、販売店舗によって変動あり)。ビールより高いが、コールドプレスジュースより安い。なるほど。

※1ドル110円で換算
All images Via Sprig

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Text by Chiyo Yamauchi

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