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  • Aug 11, 2018

編集部が選ぶ今月のZINE3冊。テーマは〈B級ジャンク飯!〉豆の缶詰レシピでうますぎ満腹飯etc

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インスタントラーメン袋の写真を載せたら、ハイ、完成。驚くほど世界一敷居の低い文芸。ルールが存在しない一番自由な文芸「ジン(ZINE)」。リトルプレス、同人誌、インディペンデントマガジン、それらひっくるめてジンと呼ぶ。自分の頭の中身を奔放に綴じあげた四角形の(とも限らない)冊子。今月の自由を満喫する3冊を紹介しますよ、テーマは〈B級ジャンク飯!〉。

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缶でファンタスティックな満腹レシピ集

The Cantastic Cookbook

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Image via Josephine Dellow

金のないときも腹は減る。安く満腹中枢を満たす方法、それはズバリ自炊。だけど、高い食材には財布の紐が固くなるし、手の込んだもんは続かない。そんなわがまま諸君の救世主がこちら、手頃な缶詰を使った簡単レシピを20ページにまとめたイラストジン『The Cantastic Cookbook(ザ・カンタスティック・クックブック)』。
カンとファンタスティック、かけてますね。料理大好きイギリス人イラストレーターのジョセフィーヌちゃんがまとめた「私、ヘルシー志向だからレシピも基本的に野菜たっぷりでバランスGOOD(コンビーフなど例外も。そりゃたまにはね)。各レシピにまつわる小話つきだから、たのしんでもらえると思うわ」。

推しメニューは、豆缶をフル活用してつくる、中東発祥のひよこ豆ペーストのフムス。野菜にディップすると◎。豆を炊くところからやらなくて済むし、スーパーで買うよりも量多く作れるし長持ちするとのこと。缶詰だもんね。いろんな種類の豆缶を使えば、毎回違った味と食感をたのしめる(オススメはインゲン豆)。豆だから満腹。
これね、マヨとか入れたり、梅菜めしとかしそふりかけ、ほんだし、鰹節とかを混ぜるだけの日本風アレンジがまたうまい。野菜とかいってるけどね、編集部的にはチップスをディップのがウマイです。BBQ味、ハラペーニョ味の固めチップスがベスト。あ、ジョセフィーヌちゃんのヘルシー志向ぶち壊し。


貧乏飯のザ・王道。インスタントヌードル(の袋だけ)をひたすら紹介

Noodle Zine


Noodle Zine-4
Image via Natalie Blom
Noodle Zine-2

即席で作れてトッピングは無限大のB級飯代表選手、インスタントラーメンさま。学生時代から大量の乾麺さまにお世話になりっぱなし、オーストラリア在住のナタリーちゃんが作ったのが、お気に入りのインスタントヌードルの“袋”だけをひたすら紹介したジン『Noodle Zine(ヌードル・ジン)』。全24ページ、キャプション一切なしのジャケ写のみ。加工や洒落っ気一切なし、スーパーに陳列されるありのままのビジュアルが、いい味出してます。さらに、アジアのインスタントヌードルばかりだから、アルファベット、漢字、ハングル、タイ語が踊っています。

「味、袋のデザインともにオススメはインドネシア発の『スーパーミー・ミーゴレン(焼きそば)』。地元のスーパーでも普通に手に入るわ」とのこと。有名店が監修した乾麺もちろん旨いんだけど、こういう昔ながらの安っぽいジャンクな味もやっぱりいいんだよなあ。
インドネシアに住んだことのある編集長がここでも勝手に味付けを申し出る。「ミーゴレンの永遠の友とはサンバル(辛口)。目玉焼きのせて“追いサンバル”した袋ミーゴレンは毎日食べたい」とのこと。サンバル(sambal)は、インドネシアでレストランでも食卓でも常備のチリソース。なんでもうまくなる魔法のソースらしい。B級飯にこそ中毒性ソースが合うんだよね。


教えます、全米ファストフード店のビーガンメニュー(あるんです)

Fast Food Vegan

Fast Food Vegan-1
Fast Food Vegan-2
Image via Dave Gunn

油でギトギトなイメージのファストフード店にも、ヘルシーなビーガンメニューはあるらしい。ご丁寧にも、米国100軒以上の有名ファストフードチェーン店にて、どこがビーガンフレンドリーでどこがそうじゃないかを紹介してくれるのがこのガイドジン『Fast Food Vegan(ファスト・フード・ビーガン)』。ビーガンの作者デイブが、全米ヒッチハイクを完遂したあと「旅先で困ったビーガンたちに役立てば」と、友人とともに制作。モノクロ76ページで読み応え充分、しかも2012年の出版以来すでに2度のアップデート済みだから、信頼できる一冊なのだ。

「“不健康”で悪名高いファストフードチェーン『ホワイト・キャッスル』でさえビーガンバーガーがあるし、この6年でビーガンメニューを置く店はだいぶ増えましたね」。安くしてヘルシーフードにありつけるとは(ニューヨークはサラダに10ドル以上が当たり前)! ビーガンではないけどダイエット中、なんていう諸君(筆者含め)も必読か?

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Text by Yu Takamichi
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine

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