「シャワーあたためておきました」最初の冷たい水とオサラバ、アプリで良くなるシャワータイム

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冬のシャワーって、最初がストレスだ。シャワーからお湯が出てくるまでの時間が長い。いや、ほんの十数秒なんだが、なんせこちとら素っ裸。あったまるためにお風呂にいるのに寒い思いはしたくない。待てども待てどもあったかいお湯が出てこないときなんか最悪で、リラックスタイムのはずがイライラ(水も無駄)。もっと最悪なのは「途中で急に冷たい水がでてくる」。てか冷たいシャワーって、裸で雨に降られてるようなもんじゃん….。あったかいお湯が最初から出ればなあって? ずっとあったかいままでいてよって? みんな待ってましたなシャワーが米国でクラウドファンディングに成功していた。

「シャワー、いつもの温度にあたためておきました」
「ワンプッシュですぐに温かいシャワーが出てくる」そのお風呂の神サマ、名はLivin(リビン)。専用のアプリと連動していて「○度のお風呂入りたい」とアプリに設定しておくと、その温度になるまで水を出しておき*、達したら自動でストップ、「シャワーの準備ができました」とアプリに通知してくれる。アプリのダウンロードだけでなく専用シャワーコントローラーの購入も必須だが、心配無用、壁を破壊して業者に取りつけてもらう必要は一切ナシ。15分程度で簡単に取りつけられる。

*リビンの独自のアルゴリズムで、各シャワーデータにおいてのバルブの開閉具合と温度に達するまでの水量や時間など相関関係を分析し、最短時間・最小の水量で設定温度に達する。

Lifestyle_on_the_table
Valve_light glowing red

 ところで、このリビンが登場した米国のシャワー事情は日本よりもずっとひどい。一般的なシャワーは1930年代に市場に出たものからほとんど変わっておらず、いまだにノブをひねって温度調整するものなのだ。温かいお湯が出るまでに何分かかるかは不明であり、一度温かいのが出たとしても平気で冷水をぶっかけてくる(逆にヤケドするだろ程にあっついお湯も突然でてくる)。というわけで、「いつかわからないけどお湯がでてくるまで待つ」を解消してくれるだけでリビンサマサマだが、なんとリビン「一度設定温度に達したらそのまま温度を保ってくれる」。設定したらシャワーの下にバケツなりなんなり用意しておけば溜めておくのも苦じゃないし、お湯の温度が下がることを懸念して出しっぱなしにしなくて良いし。シャワーの止めたり出したりが自由とくればだいぶ節水になる(筆者、米国住まいだがシャンプーの時はシャワーは出しっぱで一歩下がって離れて洗う。本当にすぐ冷水になってしまうのだ)。アプリは通知機能だけでなく毎度のシャワーでどのくらいの水を使用したかも記録してくれるので、意識的な節水が心がけられる。リビンにより一般家庭で年間最大約7,000リットル(コップ3万杯分以上)の節水が可能になるという。

朝と夜のシャワーレシピ?
 最大10人分の好みの温度を記憶し(使用時は登録した名前を選択するだけ)、スポティファイなどの音楽アプリやアマゾンエコーなどのスマートホームハブとも連携可能、赤ちゃん用「セーフティロック」もあるから安心だ。

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Valve_closeup_with_kid

 その他、用途に合わせてあらかじめ温度設定された「シャワーレシピ」が搭載されているのもおもしろい。たとえばモーニングシャワーだと、シャワータイムの終了にかけて段々と水温を下げていくのでお目覚めにいいですよ、というもの。気分に合わせたシャワータイムも楽しめる。シャワー時間にアイデアを思いつくという起業家も多いらしいし、シャワータイムの充実はなによりもはじめやすい生活改革かも? 筆者にいたってはシャワールームの突然の雨と熱湯とおサラバできるだけでだいぶ気のいい日を過ごせそう。

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Photos via Livin
Text by Yu Takamichi
Content Direction & Edit: HEAPS Magazine

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