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地元町工場が連携プレー。作家とデザイナーの“素晴らしいアイデア”を実現する製造プロ集団「廃棄物ゼロの椅子」

なににつけても「サステナブル」と語気が強められる現代で、リサイクルではなくその一歩先をいく「アップサイクル(*)」に注目が集まる、というのはごく自然なことだろう。 *従来から行なわれてきた“素材の原料化と再利用”のリサイ…

砂漠のジョージア・オキーフ「筆をとらずただの女だった3日間」写真家の記憶、“現代美術の母”の知らない女性像

彼女はヘビの尾っぽをマッチ箱に隠し持っていた。彼女は一面の荒野に臨む屋根に腰掛け、ぴんと背筋を伸ばしていた。そして時折、少女みたいな笑い顔をみせた。 すベてを理解しているかのようなインテリジェンスを持ち合わせて飄々と世間…

「シチリアのマフィアはまだここにいる」ミミ・モリカが撮った最凶のマフィア“コサ・ノストラ”の圧倒的暴力の残滓

チカ、チカ、チカ。振り返ってシャッターを切った。何度目かでバスを待っていたその男とファインダー越しに目が合う。「この男の顔。取り憑かれたような猜疑と静かな反抗。シチリアのパレルモという街の表情そのものだと思った」 ©Mi…

【今週のZINE】ドラムキットに隠れた“愛されビートル”、リンゴ・スターのことがきっともっと好きになる。ファンジン『Ringo Starr Unofficial Fan Zine』

「リンゴ・スター」という名前をはじめて聞いたときどことない親しみを覚えたのは、日本人だからか。“りんご”のせいだ。 ジョン・レノンとポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスンという大きな影に隠れて子犬みたいな顔でドラムを…

アボカドトースト提供するので「家買わない?」ラグジュアリーホテル「Airbnbと同じ金額です」住宅とホテル、若者とヨリを戻せるか

「買い時なのに、なぜ買わない?」。若者のマイホーム離れが叫ばれて久しい。いまなら安いよ! と言ってもダメ。ミレニアルズは、モノにお金を使わないのか—と思いきや、どう考えてもコスパの悪い「アボカドトースト」には夢中。だった…

ハーバード大卒・韓国系による「ストリート・“スモーク”・ウェア」。イエロー (黄色人種) のマリファナ文化が生んだストリートファッション

ストリート・スモーク・ウェア。煙の臭いがつかない画期的な洋服の話かと思いきや、マリファナ文化を反映したファッションのことだった。今年4月にデビューしたばかりの新しいブランド「サンデー・スクール(Sundae School…

【今週のZINE】「ヤバ、また延滞料金払わなきゃ…」うっかり女子の延滞歴をまとめただけのユルくて可愛いイラストジン『Late Fees Zine』

たかが数百円。なんだけど、やり切れないというかおもしろくないというか、自分が悪いのも重々わかっているんだけど、なんとも損した気分にさせられる「本やビデオの延滞料金」。筆者も学生時代に大変お世話になったツ◯ヤに、数えきれな…

砂漠の田舎町を「スタートアップで現代版へ」イスラエルの共同体コミューンKIBBUTZが目指す“資本主義でみんな平等にしあわせ”

イスラエル国内に点在する共同体コミューン「KIBBUTZ(キブツ)」。身分の平等を重んじ、貨幣に依存しない自給自足の生活を送ってきたことで知られる、いわばエコ・ビレッジのようなコミュニティだ。かつては理想郷と仰がれていた…
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