あなたにとっての“ホーム”とはなんだろうか?
ふと思い出す潮の香りが漂う“地元”、なんだか落ち着く近所の“タバコ屋”、言葉を交わさずとも伝わる“アイツら”。
「『ホーム』はなんにでもなりうる。“そこはあなたの居場所だと感じさせてくれる”ような場所、モノ、そして人でも」
こう語るのは、カナダ在住のTallulah Fontaine(タルーラ・フォンテイン)と太平洋を隔て地球の反対側、オーストラリア在住のCarla McRae(カーラ・マクリー)。
ネット友達でもあるこの二人のイラストレーターたちが作るのが、みんなの「ホーム」を集めるイラストレーションジン『Home Zine(ホームジン)』だ。
第1号ではplaces(場所)、続く第2号ではobjects(モノ)、最新号で最終号となる第3号ではpeople(ヒト)がテーマ。世界各地のゲストコントリビューターが思い思いの「ホーム」を表現する。
「ホーム」とは、その人にとても私的な部分。そんな他人の生活や人生のプライベートなところを、ジンをぺらりとめくればほんの少し、のぞき見することができる。
国籍も住む場所もたどってきた人生も違えど、「この人が感じる『ホーム』、なんだかわかるな」と共感できる「ホーム」を見つけてみるのもおもしろい。
[nlink url=”https://heapsmag.com/?p=11950″ title=”【今週のZINE】カリフォルニアから採れたてサンシャイン。 292日の太陽を集めたジン『California Problems』”]
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All images via Home Zine Collective
Text by Shimpei Nakagawa, Edited by HEAPS