祖母の声で蘇る、歴史に見落とされた真実。 メキシコ革命と亡命のドキュメンタリー・コミックジン 『Dias de Consuelo』

「Overlooked(見落された)」
これが、あなたのZINE(ジン)を一言で形容するならば?というこちらの質問に寄せられた回答だった。

 本来であれば永遠に知られることのなかった歴史上の“見落とされた小さな真実”が、ジンで蘇る。
 メキシコ革命で、名もなき移民には何があったのか?
 100歳を迎えた祖母の生の声で真実を綴ったのが、コミックジン 『Dias de Consuelo(ディアス・デ・コンスエロ)』、コンスエロが過ごした日々。

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 時は20世紀がはじまって間も無い頃、アメリカとメキシコ国境沿いはテキサスにあるエルパソという小さな街。そこに少女、Consuelo Herrera(コンスエロ・ヘレラ)はいた。
 母・妹と共にメキシコ革命(※)から逃亡をはかって北上。1910年よりはじまったその社会革命から逃れるべく、自由の国アメリカを目指した数百万、数千万人ものメキシコ人難民のひとりだった。

※メキシコ革命:1910年に始まった社会革命。ディアス大統領の独裁政権に反発して始まったこの革命は次第に暴力化し内戦も勃発した。

 年表には刻まれず教科書では決して語られることのない「一人の移民」がたどった家族史は、その少女コンスエロの孫Dave Ortega(デイブ・オルテガ)によってコミックとして描かれる。
 コンスエロが築いてきた母や祖母との関係、彼女たちが体験した内戦、また内戦下での生活が1コマ1コマで息を吹き返す。

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 ジンは全5巻からなり、第1巻が現在発売中。第2巻は今夏以降に発売予定だ。
 祖母の生の声により、見落とされた真実が1世紀経ったいま、摘まれ、伝えられる。

www.daveortega.storenvy.com 

[nlink url=”http://heapsmag.com/?p=10611″ title=”【連載】僕がしあわせについて考えたのは、戦場だった。—鈴木雄介フォトエッセイ #001「戦場の家族のこと」”]

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All images via Dave Ortega
Text by Shimpei Nakagawa Edited by HEAPS

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