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  • Mar 24, 2016
【今週のZINE】一人の男の、私的な感情をまるごと綴る。正直なジン『Brooklyn to Mars』
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アパートの部屋から飛び出す言葉 BROOKLYN TO MARS

ニューヨークのアパートの一室。一台のタイプライターから打ち出されるは、一人の男の心の声。

学校を中退後、ツアー生活を11年間送ってきたパンクロッカーだったという音楽畑出身のニューヨーク在住ライター、Markus Almond(マーカス・アルモンド)によるジン『BROOKLYN TO MARS』。彼の自室アパートで生まれた作品たちは、彼の私的で質朴とした感情そのまま。真っ直ぐに読者に届けられる。

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5年前の冬に自分自身のやる気を起こすためという私的な理由で執筆活動をはじめ、翌年2012年2月にジンに取りかかる。すべて手作業だ。
「紙の上にある、僕の頭の中身そのもの」と彼が例えるジンには、淡く色褪せたインスタント写真が表紙を飾る以外、写真や図はほとんどない。

@roscospears
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あるのは、言葉が紡ぐ詩、散文、エッセイ。ミニマリズム(完成度を追求するために装飾的趣向を凝らすのではなく,それらを必要最小限まで省略する表現スタイル)や、

いまや世界共通語である日本の社会問題、過労死(karoshi)、そして自制心についてなど、テーマもジャンルも枠を超えた彼自身の自己表現がそこにある。

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現在は本の製作活動に忙しいというMarkusだが、年に2、3冊はジンを出版し続ける予定だ。

Brooklyn to Mars / brooklyntomars.com
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Text by Risa Akita

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