【今週のZINE】ロシアのスケートボーダーたちの姿。北国ロシアから届いたのは、いまアツいユースカルチャー・フォトジン『НЕВНИКАЙ 』

Share
Tweet

 最近、ロシアのユースカルチャーがとにかくアツい。北国ロシア特有のキリル文字を目にする機会が増えたのもその一つの証拠になるだろうか。

 ファッションデザイナーのGosha Rubchinskiy(ゴーシャ・ラブチンスキー)やVETEMENTS(ヴェトモン)やBALENCIAGA(バレンシアガ)のスタイリストとして活躍するゴーシャの右腕Lotta Volkova(ロッタ・ヴォルコヴァ)など、いまや世界の最前線にいる若き彼らも、ロシアのユース・ストリートカルチャー出身者。彼らの躍進とともに、キリル文字も特にファッション業界で幅をきかせるように。

zinecover のコピー

「НЕВНИКАЙ (NEVER MIND)」

 このキリル文字、「小さいことは気にするな」の意。若干20歳のスケーターGosha Babikov(ゴーシャ・バビコフ)が作るのは、自分と仲間たちが共有するストリートでの“いま”を投影したスケートボードフォトジン『НЕВНИКАЙ 』だ。
 
 ロシアにあるChelyabinsk(チェリャビンスク)という街。ゴーシャはここで仲間たちとスケート集団 「EICHBIEM」をオーガナイズしている。日夜スケートに浸り、EICHBIEMのフォトグラファー・ビデオグラファーとして仲間たちの姿をフォルムに収めているうちに、自然と手元に莫大な量の35mmフィルム写真たちが集まってきた。

zinepage3 のコピー
zinepage4 のコピー

「せっかく撮ったんだからまとめて何かにしたら?」。姉の一声をきっかけに、友人やガールフレンドの協力のもとこのジンを作り上げた。

zinepage5 のコピー
zinepage11 のコピー
zinepage12 のコピー 2

 世界一の国土を有する大国ロシア。日本とはお隣さんでありながら、未だ謎の多いロシアの風景とスケートが溶け合う写真の数々は、異様であって美しい。

zinepage10 のコピー
zinepage7 のコピー
zinepage6 のコピー

 ここに写る無邪気で刹那的な彼らの表情から、ロシアで興隆するユースカルチャーの姿を見て取ることができる。
 いま一番ホットな若者文化が生きるのは、極寒の国、ロシアなのかもしれない。

НЕВНИКАЙ

[nlink url=”https://heapsmag.com/?p=8129″ title=”マンハッタンを駆け抜けろ。世界最大のスケートボードレース(違法)!”]

—————-
All images via Gosha Babikov
Text by Shimpei Nakagawa, Edited by HEAPS

  

Share
Tweet
default
 
 
 
 
 

Latest

安息日のブランチも、同性愛への考えも各々の価値観。ユダヤ教女性2人組がインスタから発信する、現代のユダヤ教の本質

※(取材・執筆は2020年夏となります。当時コロナ禍以降、社会の根本的な価値観が変わりゆく予感のなかで、HEAPS編集部では宗教の現在地についての探究を進めていました) ユダヤ教には「ラビ」と呼ばれる指導者がいる。律法(…

「自分を僧侶だと名乗ったことはない。ただ僧侶たちと一緒に暮らした」米ミュージシャン・ヒンドゥー教徒の神秘な道

※(取材・執筆は2020年夏となります。当時コロナ禍以降、社会の根本的な価値観が変わりゆく予感のなかで、HEAPS編集部では宗教の現在地についての探究を進めていました) 国内のみならず世界中でもツアーをおこない、スポティ…

「礼拝は“義務”ではなく“神と会話できる機会”」インドネシアから独に渡ったムスリム、異国の地で再確認した神への愛

世界のムスリム人口は約18億人。イスラム教といえば中東のイメージが強いが、実はムスリム(イスラム教信者)が人口の過半数を占める世界最大の国は、インドネシアだ。さまざまな宗教が入り混じるなか、イスラム教を信仰する国民は約8…
All articles loaded
No more articles to load