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  • Nov 26, 2015
“探しているひとつ”が見つかる、小さな専門店へ。
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集めた数は5万枚。 ヴィンテージ・ポスター専門店 Chisholm Larsson Gallery

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その一枚はきっと、部屋の雰囲気をがらりと変えるユニークさがある。“一枚”を見つけるなら、ヴィンテージ・ポスター専門店「Chisholm Larsson Gallery」に行きたい。「ギャラリー街」と呼ばれるチェルシー最古のギャラリーでもある同店、1880年代から現在までに至る世界中のヴィンテージ・ポスターを揃えており、すべて原版。複製品は一切取り扱わないという。オーナーのRobert Chisholm(ロバート・チゾルム)が、自ら世界各地に出向いてポスターを仕入れてくる。

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ロバートは「私の人生はアンティークに魅せられっぱなし」と笑う。たったひとつを求めて追い続けるのが人生なのだと。
なぜポスターなのか、と聞くと「狭い店に、紙ならたくさん置けると思ったからさ」。
これまでに集めたポスターは5万2,000枚。昔の映画や舞台にコマーシャル、それから社会風刺のポスターを多く揃えるこの店には「たった一枚」を求め、世界中から人がやってくる。


Via Chisholm Larrson Gallery

「10年前に来たときの店がまだある」と喜んでもらえることがうれしいという。
破壊と創造の街で、人々の記憶に残り、そして数年後にまた訪れてみたくなる小さな専門店が、ここにもひとつ。

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Chisholm Larson Gallery
145 8th Ave.
(between 17th St. & 18th St.)
TEL: 212-741-1703
chisholm-poster.com

細部へのこだわりこそ、 人生の彩りの決め手。 ボタン専門店Tender buttons

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「ディテイルにこだわる、それが人生の楽しみだと思うのよ」
少女のような笑顔で話すのはMillicent Safro(ミリセント・サフロ)、 「Tender Buttons」を50年前に開いたオーナーだ。
本人でさえ、壁をボタンで埋め尽くすこの店に一体いくつあるのかは把握していないという。が、置いてあるすべてのボタンの情報が彼女の頭の中に入っている。「これは、エジプトに行ったときに市場で見つけて…」と、ボタン一つひとつの物語を、彼女は話す。

ここには、ジュリア・ロバーツなどのセレブリティ、また多くのファションデザイナーも訪れる。ボタンを求めて。そして、歴史と美しさの凝縮である小さなそれに、インスパイアされたくて。
「大切な服や鞄のボタンを失ったとき、多くの人がここへ探しにくる。そして、必ず見つけて帰るわ」。そして、「ヴィンテージの古い型の服を新しく蘇らせるのは、ボタンが為せること」。
50年経ったいま、いっそうボタンへの愛着が増しているという。ボタンを探す旅こそ、ミリセントの人生なのだろう。幾万ものボタンを愛す女の、小さな専門店。

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Tender Buttons
143 E 62nd St.
(between 3rd Ave. & Lexongton Ave.)
TEL: 212-758-7004
tenderbuttons-nyc.com

Photographer: Kuo-Heng Huang
Writer: Sako Hirano

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