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  • May 14, 2016
週4のライブハウスから、現場のミュージック「#010 ピーランダー星から来たアクション・コミック・パンク・バンド 『Peelander-Z (ピーランダー・ジー)』(独断と偏見でインディーバンドを選びます)
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ニューヨーク在住17年、週に4度のライブハウスを欠かしたことはない。
行ったライブハウスの数はもはや200を越える…(と思う)。
そんな音楽ライター、サワイ・ヨウコが独断と偏見で選ぶ、いま聴いておきたい、知っておくべき現場のインディーバンド。


#010
ピーランダー星から来たアクション・コミック・パンク・バンド
Peelander-Z
(ピーランダー・ジー)

インディロックからは少し離れるが、大人から子どもまで楽しめるニューヨークの日本人バンドがいる。

前回のEZTVと’Z’つながり(無理やりだが)。ピーランダー星のZ地域からやって来た、ピーランダー星人が繰り広げる世界(はて、なんのことやらと思う人ほどチェックしてみて欲しい)。イエロー、ピンク、パープル、グリーンが現在のメンバー、バンド経歴18年という大ベテランである。

 ショーは、完璧なエンターテイメント!観客を巻き込んでのお祭り騒ぎ。リンボーダンス、大縄跳び、レスリング、人間ボーリング(ステージに置いたピンに、人間がサーフィンで突っ込んでいく)、はたまた観客がステージに上げられ、体操を始めたり、楽器を持たされ、偽ピーランダーバンドが結成されたり、マイク達がステージに上げられたり(‘too many mike’という歌に因み)、ダイブの連続、顎が外れる程、笑って叫んでしまう。曲はすべてわかりやすい!

Peelander-Z ‘So Many Mike’

楽器が上手く出来なくても、メンバーが変わっても、このシアトリカルなピーランダーショーに惹きつけられるのは、
彼らの心から楽しむ、楽しませようとする姿勢がオーディエンス、バンド、周りへの深い愛情で示されているから。

これを、休みなくアメリカ中を50日間も回るのである(それも一年に何度か)。驚きを飛び越え、尊敬だ。
5月8の日のブルックリン・ボウルのショーを最後に、ピーランダーZは、テキサス州オースティンに引っ越す。筆者のバンド、ハードニップスも共演させて頂いたが、友だちバンドに囲まれてのパーティ三昧なショーで、ピーランダーのいないこの街は寂しくなるだろう…と痛感。その前後、1週間限定(5/6ー5/12)で、ピーランダーのドキュメンタリー『マッド・タイガー』がシアターで上映される。ピーランダーZって何?という人には、是非。涙を誘う記録である。

Peelander-Z

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サワイ ヨウコ/Yoko Sawai
ニューヨーク在住歴17年の音楽ライター。音楽イベント企画、メディアコーディネイト、レコード・レーベル経営(コンタクト・レコーズ)。ブルックリン・ベースのロックバンド、ハード・ニップスでも活躍。hardnipsbrooklyn.com

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