半世紀前の青春ど真ん中、フロアの音〈ジュークボックス〉。壊れかけのユースカルチャーを繋ぐ修理工、最後の一人 絶滅危惧種、ジュークボックス。かつて若者の青春ど真ん中、極彩色を放ち艶な音をならしたアブナイ“絶滅獣”を修理する、最後の一人。 INTERVIEW · 2018.10.26 ·
「野菜に触れる指が“イエス”という」80年続く八百屋(94)の鮮な店先、学と商売は人情の味 ジョン・コルテーゼさん、94歳。14歳から八百屋で働く。80年売りさばいてきた野菜の隣に腰掛ける。 INTERVIEW · 2018.9.27 ·
嫌悪と酷評を浴びるも17万部売りあげた〈伝説のマリファナジン〉発行人(82)がいま語る制作裏とラブ&ピース “本棚の脅威”と呼ばれた超絶ディープで激ドープなアングラマリファナ専門雑誌。当時の制作裏についてを82歳になった本人に聞く。ああ、ラブ&ピースが溢れる。 INTERVIEW · 2018.8.11 ·
ホワイトな出版業界に新たなシーン〈ワーキングクラスの出版〉労働者階級出身22人の作家、地方都市の本作り 「アート業界にワーキングクラスの居場所はあるのか?」。先月の英ガーディアン紙に踊った記事の見出しだ。映画や放送、出版、芸能などのクリエイティブ業界における労働者階級出の人口が圧倒的に少ないという報道である。出版では全体の… INTERVIEW · 2018.6.14 ·
本家よりうまく演奏しない「個性は5パーセント」“ジョン・レノン”に聞く真似の天才〈プロのカバーバンド〉の業 先日、“ジョン・レノン”と電話で話した。正確に言うと、彼はそのとき“ジョン”ではなかったが。彼は言った。「もう“ビートルズ”を演るのも今年で28年目だね」。ビートルズは、10年目で解散したはずだが。そしてその翌日、“ザ・… INTERVIEW · 2018.5.20 ·
ホールアースカタログ誌・“シェルター部門”の元編集者(82)にいま聞く〈いい家といい暮らしってなに?〉 60年代から「ドーム」や「シェルター」などその時代における慣例的な“住まい”に捉われない暮らし方を模索。消費社会に人間がまわされるのではなく、ヒトらしく生きるための道を探したヒッピーたちの必読&必携書『ホール・アース・カ… INTERVIEW · 2018.5.17 ·
旨いフライドチキンは「フライパンで揚げるのです」真のソウルフード〈パンフライドチキン〉を知る 生まれてはじめて、あんなに大きなフライパンとご対面した。直径は70センチくらい。優に目玉焼き30個をいっきに焼ける面積だ。この巨大な円形のなかで、なにかが揚げられている光景もはじめてだった。米南部、真のソウルフード・フラ… INTERVIEW · 2018.5.4 ·
シェフとコレクターが望んで止まないナイフ。評判の女鍛冶屋は女体の曲線を思い描きながら刃物を磨く 人差し指には絆創膏が貼られていた。製作中にナイフで小さな怪我をしてしまったのだという。 チェルシー・ミラーの本職は、鍛冶屋、そしてナイフ職人だ。 彼女のナイフには、「切れ味が」「耐久性が」などの枕詞より、「美しい」「風変… INTERVIEW · 2018.4.30 ·
「俺は肉屋だ」洒落たことは知らねえがいい肉のことだけは知っている。四代目、肉屋むき出しのプライド 「俺の名前は“シャッツィ”だ。肉屋だ。シェフでもねえし、フランス語だって話せねえ。でも、極上のいい肉がなにかってのは、一番よく知っている」 肉包丁を握りしめて半世紀と10年、熟成した肉屋の自負。四代目肉屋の、脂がのった口… INTERVIEW · 2018.4.3 ·