黄金期の後で。日陰アマファイターたちが信じ掲げる「ボクシングという宗教」R合間、静かに熱い10秒間 “蝶のように舞い、蜂のように刺す”スタイルでモハメド・アリ、それからアリのライバル、ジョー・フレージャーが君臨した1960、70年代。対戦相手の耳を噛みちぎった荒くれ者、マイク・タイソンが暴れた80年代。大衆を狂熱へ誘う… INTERVIEW · 2017.9.1 ·
東欧キッズ「Poor But Cool(金はなくてもかっこいい)」若者が息する普遍の24時間、ユースのリアリティ 「東欧の国のことって、あまり知らないじゃないですか。何があるのか、みんな何を食っているのか。そもそも、どこにあるのか」。未知の街への漠然とした興味、彼にとってはそれだけだった。その街に息づくサブカルチャーに心酔し、溶け込… INTERVIEW · 2017.8.31 ·
「宗教・政治戦争、勝手にしやがれ!」紛争地帯で中指立てたパンクス、90’s DIYパンクシーン ベルリンの壁だけではなかった。ひとつの街を、思想が、宗教が、分断してしまう壁は。 北アイルランドの首都、ベルファストにも「壁」があった。カトリックとプロテスタント系住民を隔てる物理的な壁は、両者の心理の隔たりをも構築した… INTERVIEW · 2017.8.16 ·
“ゲイの楽園”、ファイアー・アイランド。70年代ゲイが許された夏の島、ポラロイドに写した灼けた裸体と愛 「その島では誰からも白い目を向けられることなく、ゲイ同士が公然と手を繋いで歩くことがはじめて許された」。21世紀ならともかく、これはいまから遡ること数十年前、一歩外に出ればゲイであるだけで虐げられた1970年代の話だ。 … INTERVIEW · 2017.8.11 ·
「娼婦・ポン引きの溜まり場」元危険地帯・タイムズスクエアでの10年。伝説のバーが残した5000枚の記録 ニューヨーク中で一番蛍光灯が使われていて、一番歩きにくいスポットといったらタイムズスクエアだろう。無数のネオンは休むことを知らずに灯りつづけ、世界中の足がこんがらがって歩道を占拠する。世界有数の観光地だ。 誰もが知るタイ… INTERVIEW · 2017.8.10 ·
【フォトギャラリー】インディペンデント映画監督ジョナス・メカスのスタジオを訪ねて 94歳の映画監督ジョナス・メカス(Jonas Mekas)。“実験映画のゴッドファーザー”、“日記映画の生みの親”と称される。50年前、世間一般に商業映画しか通用しなかった頃、個人が撮る低予算の映画、アバンギャルドな非商… PIECES · 2017.8.5 ·
大御所フォトグラファーが撮った「世紀の写真家たち」。ブレッソンにリーボヴィッツが被写体として見せた姿 もはや肩書きも形容詞も不要のアンリ・カルティエ=ブレッソン(でもやはり言いたくなってしまう。「決定的瞬間」の概念を生み出した国宝級の仏写真家だ)に、ジョンとヨーコの裸写真で有名なアニー・リーボヴィッツ、タイムズ・スクエア… INTERVIEW · 2017.7.12 ·
砂漠のジョージア・オキーフ「筆をとらずただの女だった3日間」写真家の記憶、“現代美術の母”の知らない女性像 彼女はヘビの尾っぽをマッチ箱に隠し持っていた。彼女は一面の荒野に臨む屋根に腰掛け、ぴんと背筋を伸ばしていた。そして時折、少女みたいな笑い顔をみせた。 すベてを理解しているかのようなインテリジェンスを持ち合わせて飄々と世間… INTERVIEW · 2017.7.10 ·
「シチリアのマフィアはまだここにいる」ミミ・モリカが撮った最凶のマフィア“コサ・ノストラ”の圧倒的暴力の残滓 チカ、チカ、チカ。振り返ってシャッターを切った。何度目かでバスを待っていたその男とファインダー越しに目が合う。「この男の顔。取り憑かれたような猜疑と静かな反抗。シチリアのパレルモという街の表情そのものだと思った」 ©Mi… INTERVIEW · 2017.7.8 ·