本物だけが伝統になる。「新しさで勝負しない」若き反骨の盆栽作家 ・濵本祐介 頭のてっぺんから足の先まで入った刺青と、親指がすっぽり入るほどのピアス、キャップとパーカーにコンバースのスニーカー。ハードコアバンドの兄ちゃんかとも思える男が、その無骨な手を優しく添えるのは「盆栽」。濵本峰松園・濵本祐介…
「予約4000人待ち」有名学生シェフが卒業後に選んだ進路はフリーランス。「レストランって不自然じゃね?」 だって、レストランって「不自然じゃね?」 学生時代から「予約4000人待ち」という爆発的な人気を博した学生シェフ、その卒業後の進路は早くから注目を集めていた。「レストランをオープンする気はないの?」「有名店で働くの?」。…
フェミニストがメガホンを取る。男女問わずに超人気、女性監督による「真摯なポルノ」って? 「私は、これからポルノ業界に女性をどんどん送り込みます」。 近年、日本ではAV出演強要が次々と訴えられ、世界のフェミニストたちからは「女性の性を道具として扱う」存在そのものが批判の対象として槍玉にあがっているわけで、これ…
誰をも歓迎した「たった2年間のパラダイス」。NY・70年代ディスコ・シーン、狂乱と享楽のダンスフロアにあった真実とは 悪化の一途を辿る財政とそれに足並みそろえた犯罪、社会の鬱憤が集中したかのような人種差別。社会の抑圧という字面がよく似合う70年代のニューヨークで、ただしこの空間だけはすべてから解き放たれた場所だった、といえよう。 「DI…
人と接しよ、残り「0.01mm」まで。コンドームに人生を賭けたサガミ社長の「薄くない」話 コンドームのサガミでおなじみ「相模ゴム工業」。既存のコンドームを次々アップデート、シングルのためのクラブイベントにグラビアアイドルを宣伝大使にするなど、ユニークな活動でも知られる「おもしろ会社」だ。そして何より、世界最薄…
“レバノンのバンクシー(23)”は「政治まみれのストリートを破壊したい」。 内戦で崩壊した中東ベイルートを再建するグラフィティの力 中東・レバノンの首都、ベイルート。15年間の内戦の爪痕が残るこの地に“レバノンのバンクシー”の異名をとるアーティストがいる。彼の場合、本名も顔も知れ渡ってはいるが。 Yazan Halwani(ヤザン・ハルワニ)、23歳…
ドラッグはいらない、現代“ネオヒッピー”。60年代からヒッピーを撮り続けた大御所写真家が語る、新旧ヒッピー論 ピースサインにサイケデリックカラー。マリファナを燻らせ、退廃的なライフスタイルに身をまかせる ー 「ヒッピー」に抱くイメージはこんなところだろうか。 1960年、70年代にいたヒッピーたち、時代は変わってこの21世紀にも…
みんなの小腹を満たして43年。 朝8時まで一人店先に立つレイじいちゃんの店「Ray’s Candy Store」 「ハロー、ハロー!アイ・ラブ・ユー!」 これがそのお店の“いらっしゃいませ”。 「Ray’s Candy Store(レイのキャンディ屋さん)」は、24時間365日電燈が灯る。 小さな店を守るのは、“たった一人”。毎日夕…