本当にあった「大の大人のヤバい遊び」。“現行犯逮捕”のリスクがあってもやめられない、大人の遊び5選。

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昼間は大学で教え、夜は大人を誘い出す。
謎の男、ジェフ・スタークの、大人を魅了する遊び場

秘密裏にチケット販売、内密のメーリングリスト…
これまでにニューヨークで実際にあった、大人たちのギリギリアウトなイベントを紹介。

▶︎ブルックリンの運河でカリブの海賊ごっこ『The Dreary Coast』

2014年11月に実行されたボートで運河を冒険するアートショー。
ブルックリンの工業地帯ゴワナス地区に流れる汚水運河を利用。
工業・運河地帯の地形を利用し船から見える鉄橋や、ドック、建物の上で繰り広げられるパフォーマンスアーティストによる演劇を鑑賞していくというもの。
クラウドファンディング「キックスターター」で約240万円の資金を募ったところ、最終的には260万円近く集まり開催前から話題になった。
たった3週間の開催期間で、合計14回の公演を果たした。

▶︎地下鉄のっとり劇『IRT: A Tragedy in Three Stations』

2009年1月に、ブルックリンからマンハッタンのハーレムまでの地下鉄駅間を走る車両内で、2時間のメロドラマを実演。
ジェフ・スタークが脚本と監督を担当。
19世紀初頭のニューヨークに初めて地下鉄を開通させた資本家August Belmont, Jr.(オーガスト・ベルモント・ジュニア)の物語。
地下鉄車両を乗っ取り上演したため、たまたま乗り合わせた乗客たちは驚くばかり。
30人ほどの観客もドレスアップして“参戦”。
前もって秘密裏に販売された10ドルのチケットは即完売。
地下鉄を舞台にする斬新なアイデアとして翌日のメディアを湧かせた。
「地下鉄でパフォーマンスをする際に配られるガイドラインの範囲内でやってるから大丈夫」と本人は強気な様子。

▶︎廃車を集めて空き地で野外映画館『Empire Drive-In』

2010年から開催している、廃車や廃材を使用してつくられたドライブ・イン・シアター。
1950年代に米国で流行った、駐車スペースに車で集まって観る屋外映画上映から着想を得た。
ガラクタを見せることで、大量のゴミを生み出す消費社会の矛盾を表現。
大きなスクリーンは廃木材でつくられており、参加者は壊れた車の中に座ったりよじ上ったりして映画鑑賞する。
「米国では今、パブリックな場所とパーソナルな場所が分離している」と語るジェフ。
車の中というパーソナルな場所を確保しながら、駐車スペースというパブリックな場所に集まって、皆で一緒に何かを楽しむことができる場所を実現させた。

▶︎非日常的空間で大騒ぎパーティー 『Secret Dinners』

奇特な場所で開催するシークレットなポットラック・パーティー(一品持ち寄りパーティー)。
メーリングリストから希望した人のうち、ランダムに選ばれた40人のみが参加できる。
集合場所、ドレスコード、食事の情報だけがメールで知らされ、会場についてはシークレット。
集合場所からリーダーが「パーティー会場」へと連れて行く。ブルックリンの穀物貯蔵庫、地下鉄の廃駅などで開催されたことがあるが、毎回全く予想できない場所で行われるのが面白いと大人気。
依頼されれば二人などの少人数でも企画。結婚記念日のサプライズディナーとしてプレゼントに活用されたことも。

▶︎地下鉄の廃駅でのイリーガル・パーティー『Before We Were Ghosts』

2013年6月、ブルックリンのダンボ地区にある地下鉄の廃駅で開かれたイリーガル・パーティー。
開催前に招待された150人の客に「このイベントは法的・身体的なリスクが伴います」と、念を押すメールがあったほどリスクの高いイベント。
客は集合場所で落ち合い、とある道ばたのマンホールから地下鉄の廃駅へ。
冷えきった暗い地下をキャンドルで照らしながら歩きパーティー会場へ。
ここから2時間の謎のパーティーがはじまる。ジェフとの共犯意識に刺激されてゾクゾクしながら非日常的な空間を楽めると参加者からは大好評。
会場に到着すると、パフォーマンスアーティスト、アカペラバンド、マーチングバンドと豪華な演出で迎えられた。ニューヨーク都市交通局やニューヨーク市警察は、ネットに掲載されたこのイベントの写真を指摘し、廃駅でのイベントは違法だと発表。

そんなことは気にもかけずに新たなヤバい場所を探しているというジェフ・スターク。
次なるイベント会場はどこだ?

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